水出しコーヒーは
①挽いた珈琲豆をお茶パックに入れる
②ピッチャーに①のお茶パックを入れる
③ピッチャーに水を注ぐ
④時間を置いてコーヒーを抽出する(冷蔵庫で冷やす)
⑤ピッチャーから①のお茶パックを取る
という工程で、冷たくてスッキリとクリアなアイスコーヒーを楽しめる。
お湯で抽出するわけじゃないから余熱を取らずにすぐに冷蔵庫に入れても大丈夫。
「D’s CAFE Style」のonoDです。
氷に直接ドリップして一気に冷やす「急冷式アイスコーヒー」も良いけども、水でじっくりとコーヒーを抽出する「水出しコーヒー(コールドブリュー)」もクリアで透き通った味わいでまた美味しいですよね。
氷を使わなかったりピッチャーやお茶パックがあれば作れるので手軽に楽しめるアイスコーヒーです。
大容量のピッチャーを用意すれば一気に大量の水出しコーヒーも作れるので、
「すぐに冷たいコーヒーが飲みたい!」
って場合には作り置きしておくといざという時に出番がある。
(特に突然の来客など。)
冷蔵庫のスペースこそ必要になりますが、大容量のピッチャーもあると何かと便利ですね。
蓋を外したときの口が広いものならば内部の隅々まで手が届くので清潔感も保ちやすいです。
ちなみに、容量2Lのピッチャーで作れる水出しコーヒーは1.5Lほどまでです。
珈琲豆を浸けておく必要があるため、珈琲豆の分だけ少なめになります。
水出しコーヒーで用意するのはピッチャーとお茶パック
水出しコーヒーを作るにあたって用意するものは
・挽いた珈琲豆
・ピッチャー(デカンタやジャグでもOK)
・お茶パック
・長めの棒(なくても良いけどあると便利)
水出しとはいえコーヒーなんだから珈琲豆がないと始まらないが、今回は既に挽いてある珈琲豆を使う。
詳しくは後述するけど、余ってるんだよね。珈琲粉が。
ピッチャーとお茶パックは何でもいいけども、作りたい容量にあわせて用意した方が良いね。
水出しコーヒーはおおよそ、
「40gの珈琲豆から500ml」
作ることができる。
まぁ、それぞれレシピは違うだろうけども我が家ではいつもこの配分。
ホームセンターのプライベートブランド「DCM」で購入したお茶パックLサイズが1袋だいたい40gの珈琲豆が入る。
張り付いてるシールからわかるとおり、近所のケーヨーD2で購入したモノです。
ピッチャーは何でもいいと思うけども大きい方が何かといい。
冷蔵庫に入れるのは大変かもだけどね。
水出しコーヒー用に珈琲豆をブレンドする
水出しコーヒーに使用する珈琲豆は何でもいいけども、風味や香りが強い珈琲豆の方が合ってると思う。
今回は先日「北海道3泊4日旅行」に持って行くのに用意した、40杯分の珈琲豆の余りを消費する。
現地で色々バタバタしてて、結構珈琲豆が残っちゃったんだよね。
ご存知のとおり、珈琲豆は挽いた瞬間から劣化(酸化)が急速に進み香りや風味がどんどん抜けていく。
北海道に出発する前日に挽いた珈琲豆で挽いてから1週間以上は経過しているし、冷凍保管していたわけでもなく常温で持ち歩いていたので劣化はさらに進んでるはず。
(北海道から帰って来てから3日ほど冷凍庫で保管。)
「鮮度の落ちた珈琲豆でもアレンジコーヒーならそこまで気にならない!」
って個人的には思ってるから、一度に大量の珈琲豆を必要とする水出しコーヒーで一気に消費しちゃおう!!っていう考え。
どれぐらい余ったか計量してみると、
<コロンビアフレンチローストの残り>
<マンデリンフレンチローストの残り>
<ブルカAAイタリアンローストの残り>
それぞれ上の写真のような感じ。
ブルカAAが少ない一方でコロンビアは結構残ってるね。
フリーザーバッグの重さだったりフリーザーバッグに張り付いて取れない珈琲粉もあるだろうから実際にはもう少し少なくなるだろうけど、だいたいの量の目安にはなる。
普段アイスコーヒーには
・マンデリン:4
・ブルカAA:6
でブレンドしたオリジナル深煎りブレンドを使うことが多いけども、今回はコロンビアを混ぜて”2種類の深煎りブレンド”を作ろう。
1つは40gで500mlの水出しコーヒーを作る想定で、もう1つは残ったすべての珈琲豆で1.5Lの水出しコーヒーを作る想定。
500mlの水出しコーヒーを作る深煎りブレンド
ブルカAAをすべてシリンダーに入れる。
全部で「14.8g」だね。
ここに同程度のマンデリンを追加する。
ほんの少しだけ少なく区切りをよくして合計「28g(マンデリン+13.2g)」にしてみた。
ここに合計40gになるようにコロンビアを追加していく。
ちょうど「40g」のブレンド珈琲豆ができたから、お茶パックに詰めて完成。
一気に入れるとこぼれたりするから、少しずつ慎重にこぼさないように。
お茶パックには折り返しが付いているので、裏返せば閉じられる。
口を閉じずにそのまま水に浸せば、当然ながら珈琲粉がぶちまけられる。
飲むときに苦労するからしっかりと口は閉じといた方が良いよ。
今まで試したことないからどんな仕上がりになるか不明だけども、マンデリンとブルカAAが1/3ずつぐらいブレンドされてるから結構切れ味のある水出しコーヒーになるんじゃないかな?
1.5Lの水出しコーヒーを作る深煎りブレンド
こちらは残った珈琲粉をすべてブレンドする。ブレンドってかほとんどコロンビアなんだけどね。
お茶パック1袋40gでは絶対に足りないから3袋使うよ。
お茶パックに詰め終わったところ。
コロンビアを2袋にそれぞれ40gずつ詰め、残ったコロンビアをマンデリンと一緒に詰めた。
ちょっと話は変わるけども、ブレンド珈琲豆で水出しコーヒーを作るときってさ。
それぞれ別々のお茶パックに入れても問題なくブレンドコーヒーになると思うんだよね。
混ぜるのが面倒ならそれぞれ別々に詰めるのもアリかもね。
お茶パック3袋に珈琲粉を詰めて重さを測ってみると、
「112.7g」でした。
※お茶パックの重さ含む
うん。
40gで500mlの水出しコーヒーって考えると、1.5L作るにはちょっとだけ足りないね。
まぁ誤差の範囲だろうから気にしない。
ピッチャーにお茶パックを入れて水を注いでいく
出来上がった「珈琲粉入りお茶パック」をピッチャーに入れて水を注いでいく。
水出しコーヒーの作り方としてはこの工程で9割がた終わり。
注ぐ水の量は550ml(cc)。
最終的に500mlほどの水出しコーヒーを作るとしても、珈琲粉とお茶パックに少しばかり水を吸われるのでちょっと多めに注ぐ必要がある。
お茶パックに40gの珈琲豆を詰めた1袋辺り50mlほど多めに注げば、ちょうど500mlぐらいの水出しコーヒーが出来上がるよ。
使用する水は水道水でも良いけども、湯冷ましやペットボトルの水を使った方が良いと思う(気分的に)。
まずはお茶パックが浸るぐらいに水を注ぐ。
勢いよく注ぐと珈琲粉がこぼれる可能性もあるから重々気を付けて。
なんで一気に全部の水を注がないかというと、珈琲粉の内部にまで水が浸透してないから。
ってことで、内部にまでしっかりと水を馴染ませるために長めのスプーンや棒でつついて水を馴染ませる。
これはやらなくてもちゃんと水出しコーヒーは出来るよ。
やった方がしっかりと水出しコーヒーが抽出できるから、可能な限りはやった方が良い。
あんまり強く突くとお茶パックが破れるから注意してね。
しっかりと珈琲粉の内部にまで水を馴染ませたら残りの水を注いでいく。
ほんの少しコーヒー色が付いてるけども、まだまだ薄い。
しっかりと蓋をしたらとりあえず完成。
あとは冷蔵庫に入れてコーヒーが十分に抽出されるのを待つだけ。
だいたい8~24時間ほどで水出しコーヒーが出来上がるよ。
そしたらお茶パックを取り出して完成。
抽出時間にやたらと幅がある気がするけども、長い分にはそこまで違いは出ない。
ただ、いくら水出しとはいえ丸一日以上珈琲豆を浸けたままにしてるとエグみが顔を出し始める(気がする)。
この辺は個人の裁量によるところが大きいと思うけど、我が家では基本的に
「20時間ほど経過したら取り出すようにしている。」
なんで20時間なのかって?
冷蔵庫に入れてから翌日飲みたくなるのが大体20時間後ぐらいだから。
時間が短すぎるよりは長いぐらいの方が美味しい水出しコーヒーになる気がするよ。
今回は試してないから番外として紹介するけども、抽出時間をグッと速くする方法もある。
さて、もう1つの大容量1.5Lの方も冷蔵庫に入れる準備をしよう。
珈琲粉の入ったお茶パックが3袋だからけっこうぎゅうぎゅうだね。
こちらに注ぐ水の合計量は「1.65L(1650ml)」。
500mlの水出しコーヒーを作る単純に3倍量だね。
お茶パック3袋が浸るぐらいの水を注いだら、
長いスプーンなどで内部にまで水を浸透させて馴染ませる。
量が多い分、より入念にね。
あとは残りの水を注いでいくだけ。
注ぎ終わったね。
かなりの量だ。
・・・あ。
お茶パックから珈琲粉が漏れてるね。
ま、いっか♪
冷蔵庫から取り出して飲む前にペーパードリップすれば微粉や珈琲豆(粉)は濾せるからね。
気にしないで冷蔵庫内で放置。
かなり邪魔になるけども仕方ないね。
どちらも飲む前にペーパードリップして微粉を取り除こ。
よりクリアになってスッキリとした水出しコーヒーになるからね。
1つだけデメリットを挙げるとしたらコーヒーオイルがなくなることかな?
番外:水出しコーヒーの抽出時間を早める方法
水出しコーヒーを作ると8~24時間と抽出にとにかく時間がかかる。
この抽出時間を短くするには
・珈琲豆の挽き目を細かくする
・お湯を注いでから水を注ぐ
という方法がある。
珈琲豆の挽き目が細くなることで水と接する表面積が増え、より多くの珈琲成分を抽出しやすくなる。
また、お湯を先に注ぐことで珈琲豆から強く珈琲成分が抽出される。その後に水を注げば冷蔵庫にもすぐに移すことができる。
※ピッチャーが耐熱仕様であることが条件
両方を併用するとより抽出時間が速まって2時間ほどで水出しコーヒーが出来上がるよ。
その代わり、ちょっとだけ仕上がりのニュアンスが変わる。
どの方法が合ってる・間違ってるっていうのはないから、好きな方法で試して水出しコーヒーを楽しむべし。
極論、自分が良ければそれで良いのだ!
まとめ
水出しコーヒーを自宅で作る手順は
①挽いた珈琲豆をお茶パックに入れる
②ピッチャーに①のお茶パックを入れる
③ピッチャーに水を注ぐ
④時間を置いてコーヒーを抽出する(冷蔵庫で冷やす)
⑤ピッチャーから①のお茶パックを取る
用意する道具や器具も少ないし、珈琲専門の器具じゃなくてもアイスコーヒーを作ることができます。
お湯で抽出するわけじゃないので、余熱を取らずにすぐに冷蔵庫に入れられるのも手軽で良いですね。
大きめのピッチャーやジャグを用意することで一度に大量のアイスコーヒーを作ることができるから、急な来客時などにも対応できちゃいます。
いざとなったらお茶パックを用意せずとも水出しコーヒーは作れますが、微粉が大量に混じることになるので注意が必要ですよ。
暑い季節には何と言ってもアイスコーヒー。
抽出時間がかかるといったデメリットはあるものの、翌日には確実に出来上がるので事前に準備しておくことが大切ですね。
それでは本日も素敵なコーヒータイムを。
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