喉を冷たくとおり抜けるアイスコーヒーが恋しくなる暑い季節。
自宅で簡単に作れるアイスコーヒーの作り方を紹介します。
「D’s CAFE Style」のonoDです。
アイスコーヒーの作り方には手軽なインスタントコーヒーを用いたものや、こだわりの珈琲豆を用いた水出しコーヒーなどがあります。
この記事では
・自宅で手軽に作れるインスタントコーヒーを用いたアイスコーヒー
・こだわりの水出しコーヒー
・その場で1杯だけを楽しむ急冷式アイスコーヒー
の”自宅で簡単に作れる様々なアイスコーヒー”の作り方にプロバリスタが実際にお店でやっているポイントも含めて紹介しています。
プロバリスタがお店で実践していることも、特別な器具を必要とするものではなく自宅でも簡単に実践できることばかりなので、自宅にいながらプロバリスタが淹れるようなアイスコーヒーを楽しめちゃいますよ。
他にも、保冷力の高い水筒を使用してキャンプなどのアウトドアシーンで周りと差をつける「お洒落なアイスコーヒーの楽しみ方」も紹介しているので気になる方はこのまま読み進めてくださいね。
バリスタ直伝インスタントコーヒーで水溶け1リットル作り置き
インスタントコーヒーで手軽に美味しくアイスコーヒーを作るなら
・分量をしっかりと
・計量してとにかく攪拌(かくはん)すること
この2点を徹底することだね。
手軽にアイスコーヒーを作り置きするなら
「インスタントコーヒー」
を用いてアイスコーヒーを作るのが楽。
用意するものも少ないし洗い物も少なくてインスタントコーヒー自体も安価なのでとっても経済的。
珈琲豆から水でゆっくりとコーヒー成分を抽出するものを「水出しコーヒー」っていうけども、、インスタントコーヒーは水に溶かすので「水溶けコーヒー」だね。
「インスタントコーヒー特有の苦みと風味が苦手、、、」
って人でもアイスコーヒーにすると飲みやすくなるから親しみやすくなるよ。
絶対に欠かせないコーヒーアイテム
プロバリスタが当然のように使っている「キッチンスケール」は必須アイテムなので絶対に用意すべし!
これがあるとないでは大違い。
載せた瞬間に重さが瞬時に切り替わる”高速レスポンスの高性能スケール”は必要ないけども、使用する珈琲豆の重さを正確に測れるキッチンスケールは用意しよう。
我我が家ではタニタのキッチンスケールを使用してるけど、かなり使いやすいいよ。
0.1g単位で正確に量れるので珈琲豆やインスタントコーヒーの重さを量るなら必要十分。
というか、ハンドドリップで注いだお湯(もしくはドリップ量)を測りながらでも十分対応できるよ。
この他にも、インスタントコーヒーでアイスコーヒー1リットルを作り置くのに必要なものは
・デカンタ(1リットル以上のもの)
・インスタントコーヒー15g
・水1リットル
・柄の長いスプーン(長ければなんでもOK)
とにかく用意するものが少なくて手軽なのがインスタントコーヒーを用いたアイスコーヒーだね。
用意するインスタントコーヒーも”水に溶けるもの”であれば何でもよく、普段ホットコーヒーで飲んでいるものでアイスコーヒーも作れちゃうのもポイントだね。
水に溶けないインスタントコーヒーでも少量のお湯で溶かした後に水を注げばアイスコーヒーを作れますが、注意点(後述)があったりする。
ちなみに我が家にあってスーパーなどでも購入しやすい
「ネスカフェ ゴールドブレンド」
「UCC 職人の珈琲」
はどちらも水に溶けるのですぐにアイスコーヒーが楽しめるよ。
ちなみに、水を注いだだけで「このインスタントコーヒー水に溶けないな!!」って結論づけるのはまだ早い。
水を容器の1/4ぐらい注いでスプーンなどでしっかりと攪拌してみよう。
インスタントコーヒーは水に溶けるよ。
それと余談だけども、インスタントコーヒーを水で溶かすかお湯で溶かすかぬるま湯で溶かすかで味が変わるかどうかは私にはわからなかった。
試してみたけど、溶ける分量が変わらないためか味の違いはわからなかったよ。
(熱い・冷たい・ぬるいはある)
水やコーヒーの分量は正確に量るべし
絶対に欠かせないコーヒーアイテムとして「キッチンスケール」を挙げたけども、これこそ”プロバリスタの淹れるコーヒー”と”一般人の淹れるコーヒー”の違いだ。
1リットルのアイスコーヒーをインスタントコーヒーで作り置きするなら”水1リットルに対してインスタントコーヒー15g”用意するといい塩梅。
「インスタントコーヒーは1杯当たり約3gだいたい5~6杯分のインスタントコーヒー、、、これぐらいかな?」
インスタントコーヒーでコーヒーを飲むときにいちいち計量する人は少ないと思うけども、しっかりとキッチンスケールで計量してね。
珈琲豆でアイスコーヒーを作る時は”濃いめ”をイメージするんだけども、もともと濃いめのインスタントコーヒーはホットコーヒーの分量でも十分コーヒーの味が出るよ。
というのも、インスタントコーヒーによく使われる「ロブスタ種」っていう珈琲豆がインスタントコーヒーの味の大半を占めてるからね。
(ロブスタ種はアラビカ種に比べて苦みや風味が強い)
水で作るインスタント水溶けアイスコーヒーの作り方
①デカンタにインスタントコーヒーを入れる
②水を200mlほど注いでスプーンでよく攪拌する
③残りの水800mlを注ぐ
たったこれだけ。
簡単だね。
ポイントっていうポイントはないけども、強いて挙げるならよく攪拌(かくはん)すること。
攪拌(かくはん)が少ないとインスタントコーヒーがダマになっていると底に溜まって薄くなるよ。
(それでも十分濃いけどね)
飲み進めて最後にインスタントコーヒーの塊があると渋く感じるから注意ね。
なお、時々どれだけ攪拌(かくはん)してもダマがなくならない塊が現れるけど、あれは珈琲豆の皮などの溶けないものだから気にしなくていいよ。
出来上がったインスタント水出しアイスコーヒーは冷蔵庫で保管しても良いし氷を入れてより冷たくしてもOK。
ただし、味や風味が保てるのは冷蔵庫保管でも3日間ってところなので早めに消費しきるのがベター。
これはインスタントコーヒーに限らずアイスコーヒー全般にいえることだね。
インスタントコーヒーが水に溶けないなら、、、
攪拌(かくはん)してもどうしてもインスタントコーヒーが水に溶けないなら「お湯」で溶かして水を注ぐのもアリだけど、、、
・インスタントコーヒーにお湯を注ぐ時は耐熱容器を使用
するようにしよう。
冷たいアイスコーヒーを作るからといって用意したデカンタの耐熱温度が低いもの(プラスチックなど)だとお湯を注ぐと容器が溶ける危険がある。
インスタントコーヒーをお湯に溶かして水を注ぐ場合も、ある程度温度が下がってから水を注ぐようにしよう。
あまりにも温度差があり過ぎると”容器が割れる可能性”もゼロじゃないので注意してね。
私はいまだに水に溶けないインスタントコーヒーを見たことがないけどね。
「このインスタントコーヒー水に溶けないな。。。」
と感じたらとにかくスプーンで攪拌(かくはん)してみよう。
プロバリスタ顔負けの本格こだわり水出しコーヒー
少し手の込んだアイスコーヒーを楽しむなら冷たい水でゆっくりとコーヒーを抽出する
「水出しコーヒー(コールドブリューコーヒー)」
がおすすめ。
手の込んだと言っても実質”放置してるだけ”だから作り置きも手間じゃないしね。
(抽出に時間がかかるだけで手間自体はかからない)
個人的なことだけども、我が家で作り置きしているアイスコーヒーはだいたい水出しコーヒーだよ。
水出しコーヒーの作り方には
・専用の器具を使用するもの
・専用の器具を使用しないもの
の2種類がある。
専用の珈琲器具というのは以下のようなもの。
大掛かりなのからコンパクトなものまでさまざまだけども、専用の珈琲器具ってそれだけで心をくすぐられるよね。
今回紹介する水出しコーヒーには専用の珈琲器具は不要だけども、上記のものは用意しておくとよりプロバリスタっぽくアイスコーヒーを作れるようになるからチェックしておいた方が良いよ。
まずは家庭で手軽に水出しコーヒーを楽しむなら「お茶パック」と「デカンタ(ピッチャー)」で作ってみよう。
インスタントコーヒーで楽しむアイスコーヒーも手軽で良いけども、よりスッキリと透明感のあるアイスコーヒーで暑い日をクールに過ごしたいなら水出しコーヒーで決まりだね。
ワンランク上の水出しコーヒーを仕上げるならペーパードリップセットを用意せよ
プロバリスタ顔負けのスッキリと喉を通り抜ける水出しコーヒーを作りたいなら「ペーパードリップセット」は必ず用意しよう。
水出しコーヒー(1リットル)を作るのに用意するものは
・デカンタ(1.5リットル程度の容量)
・中挽きにした珈琲豆100g
・お茶パック(珈琲豆が入りきらなければ複数枚でOK)
・水1.1リットル(少し多めに)
あったら便利なもので
・柄の長いスプーン(長ければなんでもOK)
・もう一つデカンタ
・ペーパードリップセット
お茶パックに珈琲豆を詰めて水に沈めておくだけだけども、珈琲豆に水が吸われるから1リットルの水出しコーヒーを作り置きするなら1.1リットルの水を用意しよう。
デカンタも珈琲豆を詰めたお茶パック分容量が増すので1リットルの水出しコーヒーを作ろうと思ったら1リットルのデカンタだと入りきらいないよ。
お茶パックを使わなくてもデカンタだけで水出しコーヒーは作れるけども、後始末がものすごく面倒になるからおススメしない。
見た目もまぁなんというか。。。
(お腹下したときみたいだよ。)
濾せばスッキリと綺麗になるし味も美味しいけども後片付けがものすご~~~く面倒だった。
先にも述べたけども水出しコーヒーを作るのに「ペーパードリップセット」は必要ではないけども、プロバリスタが淹れる以上のクオリティの水出しコーヒーを作るなら”必須アイテム”だから必ず用意しよう。
水とコーヒーの分量が決め手
水出しコーヒーの水:珈琲豆の比率は「1:1」
水出しコーヒーを1リットル作り置きするなら”水1リットルに対して珈琲豆100g”といった感じ。
ちょっと濃いめに抽出するイメージでOK。
作り置きになると量が多いので計量もテキトーになりがちだけども、分量は正確に計量した方が絶対に美味しくなるよ。
そういう意味ではインスタントコーヒーの時にも紹介した「キッチンスケール」はコーヒーを楽しむ上ので必須アイテムだね。
水出しコーヒーはものすごくクリアでスッキリとしたコーヒーになりやすいので、普段よりも濃いめに抽出するぐらいがちょうどいいよ。
ちなみに、珈琲豆の分量を少なくするなら挽き目を細かくして抽出時間を長めにとってあげれば同じようなクオリティに仕上がるよ。
ただし、珈琲豆を細く挽くと微粉がお茶パックから漏れてザラッとした口当たりになるから要注意。
※後述するけど回避する方法アリ
プロバリスタ顔負けの水出しコーヒーの作り方
①お茶パックに中挽きにした珈琲豆を詰める
②デカンタに沈める
③水を注いで冷蔵庫へ
④8時間ほど経過したらお茶パックを取り出す
⑤ペーパードリップして微粉を取り除いて完成
私はこの水出しコーヒー作り方で作った水出しコーヒーで、長年プロバリスタをされている方をうならせちゃったよ。
準備さえしてしまえばあとは待ってるだけで出来上がるのが水出しコーヒー。
もっと大量に作りたければデカンタを複数個使えば容易に作り置きできるのも良いね。
流れは単純なんだけども”より美味しい水出しコーヒー”を作るため我が家で毎回実施しているポイントとして
・珈琲豆に水をしっかりと浸透させる
・最後に微粉を取り除く
を必ず行おう。
そこまで手間でもないけど、スッキリとしつつもしっかりとコーヒー成分が抽出された美味しい水出しコーヒーに仕上がるよ。
珈琲豆をお茶パックに入れるとぎゅうぎゅうになって内側の方まで水が浸透しにくい。
すると美味しいコーヒー成分が抽出されにくい部分が出てきてしまうので、お茶パックの内側の珈琲豆までしっかりと水を浸透させた方が良いんだよね。
浸透させ方は簡単で、水を注ぐ時にお茶パックが浸るぐらいの水を注いだらスプーンなどでつつくだけ。
これだけでお茶パックの内側まで水が浸透するので、美味しいコーヒー成分がまんべんなくしっかりと抽出されるようになるよ。
あとは冷蔵庫で8時間ほど置いてコーヒー成分がしっかりと抽出されたら後は飲むだけ!
冷蔵庫で保管してる写真
・・・なんだけども、そのまま飲むとザラッとした口当たりになることがしばしば。
お茶パックから漏れだした珈琲豆や微粉が、せっかくクリアでスッキリとした水出しコーヒーに混じってしまっている。
そのまま口にすれば微粉や珈琲豆が口に入ってイガイガ。。。
これも解決方法は簡単。
「イガイガするなら水出しコーヒーをペーパードリップすればいいじゃないか!」
普段、自宅でこだわったコーヒーを淹れている方ならば必ず一つはあるであろうペーパードリップセットで水出しコーヒーをドリップするだけ。
いや、ホントものすごい微粉の量だね。
素直に水出しコーヒーを注ぐだけでペーパーフィルターに珈琲豆や微粉が濾されていくからすっごいお手軽だよ。
とっても澄んだ美しい水出しコーヒーがドリップされていくね。
見てるだけで心が浄化されるようだよ。。。
ちなみに、写真では2つのペーパードリッパーでサーバーにドリップしているけども、別に用意したデカンタに直接ドリップしてもOK。
その代わりあまりにも微粉の量が多いのでペーパーフィルターがすぐに詰まってドリップされなくなるよ。
ドリップが遅くなったらどんどん新しいペーパーフィルターを変えていくなり、複数のドリッパーとサーバーを持っているなら総動員した方が効率的だよ。
せっかく冷えてる水出しコーヒーが微粉除去のドリップの間にぬるくなると美味しさ半減だからね。できるだけ素早く濾すに越したことはない。
・珈琲豆に水をしっかりと浸透させる
・最後に微粉を取り除く
この2つのポイントを押さえておけばスッキリと透き通った極上の水出しコーヒーが楽しめるよ。
ペーパードリップに使用するドリッパーは何でもいいけども、ペーパーフィルターは紙の匂いが少ないものがベターかな。
普段のペーパードリップにはKalitaさんのウェーブが見た目もお洒落で淹れてて楽しいけども、いかんせん紙の匂いがね。。。
余談:水出しコーヒー抽出の時短方法
「美味しい水出しコーヒーは飲みたいけども冷蔵庫に入れて8時間も待ってられない!」
そんな時はまず、お茶パックが浸るぐらいのお湯を注いでしまおう。
「水出しコーヒーなのに水じゃなくてお湯使って良いの??」
って思うかもだけども、別にいいじゃないか。
冷蔵庫に入れて冷やされたら水出しになるんだし。
水出しコーヒーはその名のとおり水だけでコーヒーを抽出するから時間がかかるわけで、最初にお湯で珈琲豆を浸してコーヒー成分を抽出しやすい状態にしてあげることでコーヒー抽出の時間短縮ができる。
お湯でコーヒー成分が抽出されやすい状態になったら水で浸して冷蔵庫に入れ、コーヒー成分をゆっくりじっくりと抽出すればいいだけ。
ペーパードリップコーヒーなどのハンドドリップコーヒーでは、まず珈琲豆全体にお湯を注いでコーヒー成分を抽出させやすくする「蒸らし」という工程がある。
同じように水出しコーヒーでもお茶パックに入れた珈琲豆にお湯を注いで「蒸らし」をしよう。
30秒ほど時間をおいてから水を注ぎ冷蔵庫へ入れるのだけども、、、
初めにお湯を注いでいるなら4時間も待てば十分コーヒー成分が抽出されるよ。
通常なら8時間はかかるのが半分の4時間になるからかなりの時短になるよね。
その代わりと言っては何だけども、
「水だけで作る水出しコーヒー」と「お湯による蒸らしアリの水出しコーヒー」では同じ珈琲豆でも異なる仕上がりになるよ。
蒸らしアリだと”やや尖った印象の水出しアイスコーヒー”って感じかな?
(同時に飲み比べての比較で)
他にも、珈琲豆の挽き目を細かくするって方法もあるけど、前述しているように微粉がものすごく混じりやすくなるから一長一短。
(水出しコーヒーをペーパードリップすれば済む話だけどね)
プロ直伝1杯だけで冷たく喉を突き抜ける急冷式アイスコーヒー
アイスコーヒーを作り置きしていなくて今すぐ冷たいアイスコーヒーが飲みたい!って場合には、
「急冷式アイスコーヒー」
がおすすめ。
プロバリスタ曰く
「水出しコーヒーも美味しいけども、やっぱり急冷式でしょ」
とのこと。
急冷式アイスコーヒーは氷を敷き詰めたサーバーにホットコーヒーをドリップするだけで作れて、その名のとおり”一気に冷やす”から急冷式アイスコーヒー。
短時間で作れる一方で、家庭で一度に大量のアイスコーヒーの作り置きには向いてないよ。
業務用のドリッパーが家庭にあれば話は変わるけど、急冷式アイスコーヒーは1~2人分をパパッと作るのに向いてる。
)
贅沢な1杯だけのアイスコーヒーを楽しみたいときには最高さ。
キリっとした急冷式アイスコーヒーはすぐに攪拌(かくはん)せよ
急冷式アイスコーヒーを作るのに用意するものは
・ドリッパー
・ペーパーフィルター
・サーバー(フラスコ型で600~700mlの大きめのモノ)
・珈琲豆15g(1人分でちょっと濃いめ)
・水150ml
・氷(300g)
特に変わったものはないけども、ドリップしたコーヒーを受ける「サーバー」がポイントだよ。
コーヒーって抽出方法がたくさんあるけど、自宅でホットコーヒーを楽しむには「サイフォン」や「カフェプレス」あたりを使われている方もいると思う。
それでも急冷式アイスコーヒーにおすすめなのは、ドリップしてる間から冷やしていける「ペーパードリップコーヒー」だね。
Barでバーテンダーがカクテルを作る際にとにかく素早く冷やしてるのを見たことある人もいると思うけど、原理は同じでとにかく素早く冷却するのがキモ。
淹れたコーヒーも同様に、ドリップした後に冷めるまで待って冷蔵庫に入れて冷やしたアイスコーヒーはとにかく不味い。
急冷式という名のとおり”素早く冷やす”のが大事で、氷を敷き詰めたサーバーにホットコーヒーをドリップするだけで冷やしていけるペーパードリップコーヒーが向いてるんだよね。
氷を敷き詰めたサーバーにホットコーヒーをドリップするだけと言えばそうなんだけども、
ここでキモとなるのが「サーバー」なのさ。
氷に熱いホットコーヒーを2~3分かけてドリップしていくわけだからドリップ完了時はまだぬるい。
最後に攪拌(かくはん)することで一気に冷やすんだけども、用意しておくサーバーはお洒落路線の「ビーカー型」のサーバーではなく昔ながらの「フラスコ型」のサーバー。
持ち手を持ってぐるぐる回して攪拌(かくはん)するときに中身がこぼれにくいよ。
さらに大きめのものを使用するとコーヒーをこぼす心配がさらに少なくて済むね。
お湯とコーヒー、氷の分量は正確に
はじめからこの記事を読んでる方は秋田かもしれないけどももう一度言うよ。
コーヒーに「キッチンスケール」は必須アイテム。
お湯と珈琲豆の比率は「1:1」
”お湯150mlに対して珈琲豆15g”がおすすめ。
急冷式アイスコーヒーは通常のホットコーヒーをドリップするのとほとんど変わらないけども、氷を入れたサーバーに熱々のホットコーヒーをドリップするため氷がある程度溶けて薄くなる。
濃いめなホットコーヒーをドリップするように心がけるとちょうどいいバランスになるよ。
氷はサーバー目いっぱいまで入れても良いけども、1人分の急冷式アイスコーヒーを作るのに150gもあれば十分。
逆に少なすぎると氷が全部溶けきっちゃってコーヒーが冷えきららずに美味しくなくなったり薄くなったりする。
ちなみに、お湯を150ml用意してホットコーヒーをドリップすると120~130mlぐらい抽出できるけど急冷式アイスコーヒーだと氷が溶けて混ざって実質160~180mlくらいになるよ。
プロがやってる急冷式アイスコーヒーの作り方
①サーバーに氷を敷き詰める
②氷を敷き詰めたサーバーに濃いめにペーパードリップする
③サーバーを素早く攪拌して一気に冷やす
④カップにアイスコーヒーを注ぐ
たったこれだけ。
氷を敷き詰めたサーバーにペーパードリップして最後に攪拌してるだけだね。
濃いめなホットコーヒーのドリップするなら点滴ドリップが濃厚で重厚感あるコーヒーがドリップできるけども、、、

アイスコーヒーにするならそこまでこだわった淹れ方は必要ないかな。
単純に普段よりも多めの珈琲豆(1人分辺り2gほど多く)でコーヒーをドリップするだけで問題ないし、ドリップに時間のかかる点滴ドリップは暑い季節だと氷が余計に溶ける可能性もあるから注意が必要。
毎日コーヒーを淹れてて感覚でどれぐらいドリップされているかわかる人ならともかく、どれぐらいコーヒーをドリップしているのか分からないって人も多いと思う。
氷を敷き詰めたサーバーにドリップするわけだから、サーバーに表示されてる目盛りはあてにならないしね。
そんな時は
”氷を敷き詰めたサーバーに珈琲豆をセットしたドリッパーを置いた時点で”
0点合わせしたスケールを用いてコーヒーをドリップするとわかりやすいね。
スケールにお湯を注いだ重さが表示されるから自分がどれだけお湯を注いでいるのかわかる。
やっぱり「キッチンスケール」は必須アイテムじゃないか。
普段ホットコーヒーを淹れる時に”どれぐらいを湯を注いでどれぐらいのコーヒーがドリップされるか?”を確認しておくとより確実だよ。
私は急冷式アイスコーヒー1杯分には15gの珈琲豆を用いて50秒蒸らし、2分20秒で180mlのお湯を注いで2分40秒でドリッパーを外してる。
使用するドリッパーにもよるけどもだいたい150mlのコーヒーがドリップできるよ。
また、サーバーに敷き詰めてコーヒーをドリップした氷はカップに入れない方が良い。
熱いコーヒーに触れたことで溶けるのが速くなってるからせっかく仕上げた美味しい急冷式アイスコーヒーが薄くなっちゃう。
あらかじめカップにも氷を入れて冷やしておいて、アイスコーヒーだけを注ぐのがより美味しい急冷式アイスコーヒーを楽しむポイントだね。
水筒の保温力・保冷力で周りと差をつけるアウトドアアイスコーヒー
家で楽しむアイスコーヒーも美味しいけども、アウトドアで楽しむアイスコーヒーはより格別。
「水筒(魔法瓶)」
があれば
・作り置きした水出しコーヒーを冷たいままキャンプ場へ持って行く
・急冷式アイスコーヒーを作るのに必要な氷を持って行く
なんてことが手軽に可能になる。
クーラーボックスでも良いけども、重さや携帯性を考えると水筒や魔法瓶の方が圧倒的に持ち歩きしやすいね。
キャンプでコーヒーは鉄板だけども、野外でアイスコーヒーを作ってる人は意外と少なかったりする。
「キャンプ × コーヒー」
ではホットコーヒーが定番だけども、ぜひとも野外でアイスコーヒーで贅沢に楽しみたいところ。
持って行く水筒はできるだけ保温力・保冷力の高いものが冷たさを長時間維持したり氷を溶かさずに持って行ける。
けども、長時間とはいえ3~4時間程度氷を維持するだけなら”真空断熱二重構造”のものであれば何でもいい。
真空断熱二重構造とはステンレスなどの金属が2層構造になっていて金属の層と層の間が真空になってるもので、単層構造のコップなどに比べて保温力・保冷力は抜群に優れる。
※真空は熱伝導率がゼロであるため熱を通さない
いわゆる「魔法瓶」と呼ばれるものの多くはこの構造を取っている。
単層構造 << 二重構造 < 真空断熱二重構造
って順番で二重構造になっているだけで真空断熱じゃなくともそれなりに保温力・保冷力はあるよ。
容量は1~2人分の水出しコーヒーまたは急冷式アイスコーヒーであれば500mlのものが1本あれば十分だね。
容量の大きいものに目いっぱい詰めていった方が保温力・保冷力はより高くなるけども、現地でコーヒーを楽しむことだけを考えれば500mlで足りるよ。
ちなみに、氷を持ち運びするなら「TIGER(タイガー)」や「THERMOS(サーモス)」から発売されてるような口が広がっているタイプのものが使い易いよ。
氷が取り出しやすいだけじゃなくて内部も洗い易いから使い勝手がものすごく良い。
ついでに余談だけども、焚き火はもちろんガスバーナーなどの火器が使用できない公園などの施設があったりする。
「わざわざキャンプ場まで足を運ぶのもおっくう。。。」
「庭やベランダでは開放感がちょっと。。。」
「近場の公園ではお湯が沸かせないから挽きたて・淹れたてのコーヒーが楽しめない。。。」
と諦めるのはまだ早い。
使用する水筒にもよるけど、沸かしたお湯を水筒に入れておけば80度以上のお湯を3時間は持ち歩ける。
当たり前だけども耐熱温度は100度以上のものを選んでね。
珈琲豆を挽くのは禁止されていないし(禁止されてないよね?)、水筒に入れて持ち歩くのはもちろんOK。
熱いお湯を保温力の高い水筒に入れて現地でコーヒーをドリップすれば火器を使用しなくとも挽きたて・淹れたてのコーヒーは楽しめる。
アイスコーヒーを楽しむ以外でもホットコーヒーを楽しむためにも「真空断熱二重構造の水筒(魔法瓶)」は重宝するんだよね。
アウトドアでお洒落アイスコーヒーを演出したいなら、、、
嗜好品って呼ばれるコーヒーをアウトドアで楽しむのはこだわりの一環。
挽きたて・淹れたてのコーヒーの方が美味しいってのものあるけど、自己満足のために楽しんでるコーヒーを誰に見せるわけでもなく魅せるなら演出もお洒落にしたいところ。
・・・なんだけども男性諸君。
暑い日に女子のいるグループキャンプで冷たいアイスコーヒーをお洒落に淹れてたらモテるよ。
(個人的な意見ですが実際にやってみて評判がすこぶる良かった♪)
水筒に家で作ったアイスコーヒーを持って行っても良いけども、基本的なコーヒーセットに氷があればアイスコーヒーは作れちゃうからぜひ挑戦してみよう。
アウトドアでお洒落にアイスコーヒーをドリップするポイントとして「透明のサーバー」を持って行くことだね。
ガラスでもトライタン(割れにくく医療用プラスチック)でもいいけども、透明になっていることでコーヒーがドリップされる過程が周りから見えた方が好感度が高いよ。
アウトドアならナルゲンボトルにドリップするのも面白そうだね。
保温力も保冷力もほとんどないから熱いホットコーヒーやお茶を持ち歩くのには適していないよ。
また、Barの雰囲気をお洒落に出したいなら「カフェシェケラート」もおススメ。
濃いめにドリップしたホットコーヒーを氷を入れたカクテルシェーカーに入れて素早くシェイクして一気に冷やすイタリア式アイスコーヒーのことで、バーテンダーよろしくシャーカーをシャカシャカするからエンターテイメント要素があって見た目にも楽しめるよ。
(本場はホットコーヒーにエスプレッソを使用する)
基本的なコーヒーセットの他に氷とカクテルシャーカーを持って行けばカフェシェケラートは作れるからそこまで荷物も増えない。
見た目で楽しいのはカフェシェケラートだけども、カクテルシェーカーの分だけ洗いものが増えるからそこは折り合いをつける必要はあるけどね。
それでもエンターテイメント性に富んでるから見てる側も楽しくて美味しいアイスコーヒーをアウトドアで堪能することができるよ。
自宅でプロ並みのアイスコーヒーで暑い季節を乗り切ろう
家庭でも手軽に作れるアイスコーヒーの作り方を紹介しました。
・手軽に経済的で「インスタントコーヒーを用いた水溶けアイスコーヒー」
・透き通った喉ごしでスッキリとした「水出しアイスコーヒー」
・その場でパパッと飲む分だけ作れる「急冷式アイスコーヒー」
それぞれ特徴は異なりますが、用意するものも少なく気軽に冷たいアイスコーヒーを楽しめます。
暑い季節の急な来客にも備えられるので冷たいアイスコーヒーを1リットルほどの作り置きしておくのがおすすめですね。
作り置きしたアイスコーヒーは水筒に入れてアウトドアへ持って行くこともできます。
冷たいアイスコーヒーで暑い季節を乗り切りましょう。
それでは本日も素敵なコーヒータイムを。
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