初めてスポーツバイクを街乗りに使おうと考えている方にとって、種類が多すぎて選び方がわからないというのは困りますよね。
この記事では自転車に乗るのも15年ぶりでママチャリからの乗り換えのスポーツバイク初心者の筆者が、街乗り自転車として「ハードテールマウンテンバイク」を選んだポイントに注目して紹介しています。
私が選んだエントリーMTB「FUJI NEVADA27.5 1.9」の体験談と共に実際に購入した後に
「ここはチェックしておくべきだったな。。。」
という後悔まで赤裸々に紹介していますよ。
これから初めてスポーツバイクを選ぼうと考えている方で大切な初めての自転車選びを失敗したくない方は是非最後まで読んでみてくださいね。
ハードテールマウンテンバイクとは?街乗りスポーツバイクにオススメな理由
マウンテンバイクはタイヤが太くグリップ力があり、林道や砂利道などの未舗装路(オフロード)に強いスポーツバイクです。
オフロードを軽快に走れるマウンテンバイクにも
・フルリジットマウンテンバイク
・ハードテールマウンテンバイク
・フルサスペンションマウンテンバイク
・eMTB(電動アシストマウンテンバイク)
の4種類があります。
中でも「ハードテールマウンテンバイク」はオフロードだけではなく街乗りにも適したスポーツバイクですよ。
ハードテールマンテンバイクは前輪を支えるフロントフォークに衝撃を吸収するサスペンションが搭載されたマウンテンバイクのことを指します。
(後輪にもサスペンションが搭載されているものはフルサスペンションマウンテンバイク)
前輪は衝撃を吸収してくれるから柔らかく、後輪は固定されているため固い。
だから「ハード(固い)+テール(尾)」という呼び名なんですね。
ハードテールマウンテンバイクが日常の街乗りに最適なのは、舗装路(オンロード)だからといって道が必ずしも安定しているわけではないからです。
特に田舎の道路ではアスファルトに亀裂が入っていたり段差があったりなど、舗装されていても悪路が多いんですよ。
もしアスファルトの亀裂にタイヤの細いロードバイクで乗り上げればパンクしてしまいますよ。
欠点はサスペンションが付いていたり剛性を高めるために太いフレームが搭載されていたりと重量は重めなことです。
斜度の厳しい坂道では重さを感じます。
ハードテールマウンテンバイクが15kg前後の重量に対してママチャリは20kgほどです。
風を切り裂くようなスピードを求めない限り、街乗りであれば十分軽量ですよ。
数あるスポーツバイクの中でも街乗りに最適な自転車。
そう考えた筆者は街乗り自転車として「ハードテールマウンテンバイク」を選びました。
そもそも街乗り自転車を購入したきっかけですが、
「最近ガソリン代高くね?近場の移動は自転車にした方が結果的に安くね??」
というお財布事情からです。
結果としてこれが大正解で、ガソリン代が月当たり半分以下になりましたよ。
節約できた1年分のガソリン代だけでマウンテンバイク代はペイできるだけでなくお釣りまできちゃいました。
ハードテールマウンテンバイクを生活に取り入れたことはコスパも良くて大満足です。
街乗りに適したフレームとタイヤサイズは?
街乗りハードテールマウンテンバイクは
・アルミ製フレーム
・27.5インチの太さ2~3インチタイヤ
がオススメです。
フレームにカーボンやクロモリ(鉄)が使われているマウンテンバイクもあります。
街乗りがメインで時々30kmのライドや山林の荒れた道を走るのであれば、軽さと耐久性、コスト面を考えてアルミ製のものが一番バランスが良いですよ。
タイヤは27.5インチか29インチが今のマウンテンバイク市場の主流です。
26インチと小ぶりなタイヤを標準装備しているものもありますが、アドベンチャー仕様の特化バイクなので街乗りにはオーバースペック過ぎます。
段差を乗り越える性能は29インチの方が上で一漕ぎでスピードを出しやすい反面取り回しが若干悪くなります。
車が真横を通りがちな街乗りではスピードは出しませんし車や障害物を避ける際に取り回しのしやすい27.5インチがおススメですよ。
「FUJI NEVADA 27.5 1.9」の特徴や魅力!ここには注意が必要
スポーツバイクの知識が一切なかった筆者が選んだハードテールマウンテンバイク。
それが
FUJI(フジ)「NEVADA(ネバダ) 27.5 1.9」
です。
フジっていかにも日本メーカーっぽい名前ですが、日本生まれのアメリカ育ちなメーカーです。
基本的なスペックは
フレーム:アルミ
ブレーキ:Tektro 機械式ディスクブレーキ
コンポ:Shimano Tourney
ギア:Shimano EF41, EZ Fire, 3×7
タイヤ:WTB Ranger Comp, 27.5×2.25
重さ:14.4kg
その他:リアキャリア取り付け用のダボ穴あり
ケーブルインナー化済み
メーカー希望価格:\80,300(税込み)
※2023年4月現在
となっています。
ポイントは「入門用マウンテンバイクにもかかわらずにケーブルインナー化済み」というところですね。
ブレーキや変速機のケーブルがフレーム内を通って接続されているため見た目がスッキリとしつつもマウンテンバイクらしいゴツいフレームがカッコいいです。
面白いのは、マウンテンバイクでありながらリアキャリアを取り付けられるダボ穴がついていることです。
メーカーも街乗りを意識した1台として作っているのかもしれませんね。
走破性能は申し分なくフロントサスペンションもしっかりと効いてます。
砂利道や田舎の農道を通ってみましたがぐんぐん進んでいってくれるあたりさすがはマウンテンバイクです。
筆者の住んでいる地域はアップダウンの激しい道が多いのですが、シマノ製変速機のストレスなくカチッカチッとギアチェンジをしてくれます。
15年前のママチャリ以来自転車に乗っていない筆者はシフトチェンジの気持ちよさが病みつきになっていますよ。
あまりレビューはあがっていないフジのネバダですが、街乗りから入門用のマウンテンバイクとしてコスパ的にも素晴らしい1台ですよ。
マウンテンバイク初心者が知らなかったでは済まされない交通ルール
初めて購入したマウンテンバイクですが、ママチャリとは違った交通ルールがたくさんあることを初めて知りました。
2023年4月から努力義務となった自転車でのヘルメット着用ですが、安全を守るためにも必ず用意しましょうね。
マウンテンバイクは「軽車両」として分類されるため左側通行や飲酒運転NGなど基本的には「バイクと同じ」と考えていただいて問題ないです。
そう。バイクと同じなんです。
市街地などでは最近、青いレーンや白い自転車マークや矢印の入った「自転車専用道」があると思います。
この自転車専用道ですが、マウンテンバイクで走ると立派な「交通違反」になります。
なぜなら軽車両だから。
悪路でもコントロールしやすいようにハンドル幅が70cm以上あるものが多いマウンテンバイク。
ロードバイクやママチャリはハンドル幅が広くないので「普通自転車」なのですがマウンテンバイクは軽車両なんです。
自転車なんてほとんどルールなんてないものと勝手に認識していましたが、実はそうではないんですよね。
マウンテンバイクは走破性も高く街乗りにも適したスポーツバイクです。
それでも交通ルールをしっかりと守って楽しみたいですね。
筆者は高いガソリン代を節約するために街乗りハードテールマウンテンバイクを購入して乗っています。
自転車がある生活は元々の趣味がさらに深くなりました。
「自転車に乗ってコーヒーライドをしたい」
「自転車に乗ってキャンプに行きたい」
趣味をより深く楽しむための手段になったんですよね。
これからはマウンテンバイクに乗って色々なところでコーヒーを楽しみたいです。
それでは本日も素敵なコーヒータイムを。
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