マウンテンバイクは未舗装の山を駆け降りるイメージが強いですが、街乗りにも非常に優れた自転車です。
この記事では1日に3杯はコーヒーを楽しむ筆者が、マウンテンバイク(MTB)でコーヒーライドするにあたって感じたことを紹介しています。
必要な道具から積載方法まで紹介しているので、マウンテンバイクに限らず自転車でコーヒーライドを楽しもうと考えている方は是非参考にしてくださいね。
コーヒーライドの持ち物
自転車で出かけた先でコーヒーを楽しむ「コーヒーライド」をするのに必須なのがコーヒー器具です。
お湯を沸かしてインスタントコーヒーを飲むだけなら大した道具は少ないですが、こだわったコーヒーを楽しむとなるとそれなりに増えますよ。
数あるコーヒーの楽しみ方でもドリッパーを用いた「ハンドドリップコーヒー」がおススメですよ。
こちらがコーヒーライドの荷物一覧です。
※()内は実測値
☆コーヒー関連
・「珈琲考具」ステンレスドリッパー(115g)
・「Kalita」手挽きコーヒーミル KH-5(606g)
・「DUCKNOT」ギアポーチM(118g)
☆シェラカップ
・「AS2OV」シェラカップ(106g)
・「Belmont」チタンシェラカップREST300(52g)
・「snow peak」チタンシェラカップ(36g)
・「DUCKNOT」シェラカップケース(49g)
☆テーブル
・「SOTO」フィールドホッパー(389g)
・「SOTO」フィールドホッパーナイロンケース(22g)
☆湯沸かし
・「EVERNEW」アルコールボトル w/Cup 60ml(15g)
・「Trangia」アルコールストーブ(111g)
・「Frost River」アクセサリーポーチS(88g)
☆焚き火台(アルコールストーブ風防兼五徳)
・「SAVOTTA」ビッグバッドストーブ(475g)
・「SAVOTTA」ビッグバッドストーブ収納ケース(38g)
☆水筒
・nalgene 広口0.5L Tritan muraco別注(89g)
☆その他
・HARIO V60コーヒーペーパーフィルター
・アルコール燃料
・キッチンペーパー
・ゴミ袋
・マッチ
・コーヒー豆
・水
水やコーヒー豆など含めて総重量「3kg弱」といったところです。
個体差や使用状況によって多少前後します。
他にも「パンク修理キット」はあった方が良いですが、ここでは省略しています。
総重量3kgと聞くと軽そうに思いますが、コーヒーミルや帆布製の入れ物など重量級のものを使っています。
より軽くすることは容易ですよ。
筆者は元々『野営寄りのキャンプ』を趣味としているのでこのようなロマン道具が多めになっているんです。
シェラカップの代わりにマグカップやクッカーを使ったり、熱源にガスバーナーを使用しても問題ありませんよ。
皆さんがコーヒーライドをされる時は自身の好みと環境に合わせた道具選びをしてくださいね。
コーヒーライドはバスケットボール用バックパックがオススメ
「荷物は前カゴに入れるかリアキャリアに積んでロープでくくる!」
というのが高校まで自転車に乗ってい通学していた一般知識です。
それか「背中に背負う!」ですね。
最近ではハンドルバーバックやフレームバック、シートバックなど自転車に取り付けて荷物を運搬する「バイクパッキング」が流行っているようです。
それではコーヒーライドを楽しむのに最も適した運搬方法はなんでしょうか?
筆者が考えうる最適解は
『背中に背負う』
です。
ちょっとした段差や道路にヒビが入っているところなどを乗り越えると、ハンドルを持つ手にかなりの衝撃が来ることがわかります。
自転車に荷物を取り付けるとそれだけ衝撃が加わっているということが直に感じられると思いますよ。
チタンやステンレスの道具であれば凹んだり少し曲がる程度で済みますが、ガラス製や陶器製のものが多いコーヒー器具には向きませんね。
その点バックパックにコーヒー器具を入れて背中で背負っておけば、衝撃は全て自転車と身体受け止めてくれるので安心です。
荷物の積み下ろしもバックパック1つで済むのでスムーズで快適に過ごせますよ。
デメリットとしては、背中が蒸れます。
涼しい季節から寒い季節では全く気になりませんが、暑い季節はちょっと厳しいです。
水筒や衝撃が加わっても問題ないものを自転車に取り付け、バックパックを小さいものにすることである程度快適になりますよ。
また、バックパックを背負って自転車に乗ると重心がやや上方になります。
スポーツバイクで「とにかくスピード!」という方には向きませんね。
バックパックにもたくさんあって自転車専用の「メッセンジャーバック」もありますが、筆者は「バスケットボール用のバックパック」をおススメします。
バスケットボール用のバックパックには「メイン荷室」の他にも「バスケットボールシューズを入れる荷室」「ボールを入れる荷室」さらにはサイドに「メッシュポケット」まで搭載されています。
容量も30~40Lは入るので重量12kg程度の1泊キャンプにも対応できますよ。
デザインもスポーティーなので自転車に乗って背負っていてもまったく違和感もありません。
コーヒーライドだけならオーバースペックですが、コーヒーライドからキャンプまで幅広く楽しみたい方に
「バスケットボール用バックパック」
はかなりおススメですよ。
マウンテンバイクならではのコーヒーライド積載方法
スピードを求めない限りはバックパックで背中に背負ってコーヒー器具を運搬するのが安心です。
ですが「マウンテンバイクならではの積載方法」もあるんですよ。
それがハンドルバーバックによる「バイクパッキング」です。
え?ハンドルバーバックって衝撃がモロに入るからおススメしないんじゃないの??
はい、その通りです。
しかしマウンテンバイク(MTB)だからこそ備わっている機構によってロードバイクやクロスバイクに比べて圧倒的にハンドルバーが扱いやすいんです。
マウンテンバイクには
・フロントサスペンション
・フラットバー
という二つの機構を備えたバイクが多いです。
サスペンションが衝撃を吸収してくれるのでハンドルバーバックの中身に衝撃が伝わるのを緩和してくれますよ。
他にも、悪路でのハンドルコントロールをしやすいようにフラットで横長なハンドルは大きめのハンドルバーを装着しても運転の邪魔にならないようになっています。
もちろんすべての衝撃を吸収してくれるわけではないのでガラス製のサーバーなどは避けた方が良いです。
割れやすいもの壊れやすいものはバックパックに、その他のものはハンドルバーバックに搭載することで快適性がより向上しますよ。
また、フレーム部にダボ穴があれば「ボトルキャリア」をつけて水筒を運搬するとよりスマートですね。
それでは本日も素敵なコーヒータイムを。
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