突然の肝機能障害の診断。食生活と生活習慣で完治したとはいえ、運動はしなかったので体力は一気に落ち落ちた20代半ば。
中学まではバスケットボール部で毎日走り回っていたのに、それ以降はほとんど運動らしい運動はしてきませんでした。
30歳を過ぎて知人に誘われ、久しぶりにバスケットボールを再開したけれど。。。
懐かしい感覚に心の効用とは裏腹に体は悲しいほどについてきません。
少し走っただけで息は上がり、すぐに膝をついてうずくまるほどに消耗。
社会人になると全員が毎週集まるのは難しく、ついにはその集まりも自然消滅。
「何かしら運動をしなければ!!」という気持ちはあってランニングに挑戦。けれど、1ヶ月も経たないうちに「今日は疲れてるし…」が増えてフェードアウト。
ジムに通うことも考えたが、毎月お金を払い続けることに抵抗があって踏み出せなかった今まで。
そんな中、小さい頃にカッコいいと思っていたマウンテンバイクのことをふと思い出しました。
ママチャリにはまったく惹かれないけれど、あのごついタイヤとフレームには少年の頃の憧れがある。
車のガソリン代の節約も兼ねて、移動用にマウンテンバイクを買ってみたのがすべての始まり。
近所の移動だけのはずが、20km、30kmと移動距離は伸びていき、
「もっと軽く、もっと速く、もっと遠くへ走りたい!!」
自然と目が向いたのは――ロードバイクでした。
この記事ではロードバイクを始めた初心者の私が、準備から購入、初めてのロードバイクでの経験を紹介しています。
リアルな失敗から楽しさまで紹介していますので、
これからロードバイクを始めてみたい!
なにか続けられる運動をしたい!
と考えている方は是非参考にしてみてくださいね。
準備はすでにOK!?私が選んだ初ロードバイクと最低限の必需品
ロードバイクを始めるにあたって、実はすでに最低限の装備は揃っていました。
というのも、以前に乗っていたマウンテンバイク用に
・ヘルメット
・ライト
・ベル
といった自転車を乗るうえで最低限必要なアイテムは一通り揃っていました。
肝心ですが最も悩んだのが
「どんなロードバイクを選ぼうか?」
というところ。何か買おうと思った時に”一番楽しい時間”ですよね。
ミドルグレードでも50万は優に超えてる昨今のロードバイク市場。新品も検討しましたが、初心者でいきなり高額バイクを買う勇気とお金は、、、
正直「高すぎるだろ!!!!」と感じていました。
そこで目を向けたのが中古ロードバイク。
ただ、フリマアプリのような個人売買(メルカリなど)は、どうにも不安が拭えません。
メカトラブルやフレームの状態を見極める自信もなかったので信頼できる専門店を探すことにしました。
そんなときに見つけたのが
中古ロードバイク専門店「BICI AMORE(ビチアモーレ)」
YouTubeで彼らのチャンネルを見つけて、スタッフの人柄や店の雰囲気に親しみを感じていたんですよね。
サイトを覗いていると、気になる1台を発見。
それが、
「TIME VX SPECIAL PRO ボンジュールレプリカ(2003年式)」
最初は「20年以上前のバイクってどうなんだ?」という不安もありましたが、
「21世紀最初の名車」
「その性能は宇宙一」
私のハートをガッチリ掴んだそんなキャッチフレーズ(笑)
搭載されていたコンポーネントはシマノの7000系105。実用的でアップグレードの拡張性もある。最初の1台としては十分すぐるぐらいのスペック。
近年の洗練されたロードバイクも捨てがたいけど、あえて古いモデルに乗るのも「ちょっと渋くてカッコ良くないか!?」そんな気持ちが芽生えちゃいました。
とはいえ、価格は約20万円。
20年以上前のモデルとはいえ、さすがはフランスの伝説的なバイクブランドの当時のハイエンドモデルですね。。。中古でもそれなりのお値段です。
マウンテンバイクは新車で8万円もしなかったので内心正直ビビり倒してました。
高い買い物ではありますが
「このバイクに乗ってみたい!」
「レトロな自転車で颯爽と走っていたらカッコいい!」
そんな気持ちが勝り「えいや!」とクレジットカード一括払いでポチる。
購入から自宅までのお届けまで3日ほど。こうして手元に届いた初めてのロードバイク。
この時はまだ、自分の生活がここまで大きく変わるか!?なんて思いもしませんでしたよ。
初ライドでいきなり大失敗!ロードバイク初体験と中古購入のリアル
ついに我が家にやってきた人生初のロードバイク。
ビチアモーレで購入した「TIME VX SPECIAL PRO ボンジュールレプリカ(2003年式)」が届いたときは、テンション上がりすぎ。配達員さんから受け取ってすぐに梱包を解き始めました。デカい段ボールをビリビリにしながら早く早くと解いていきます。
ただ、当然ながら箱から出してすぐに乗れるわけではなく──
シートポストは抜けてるし、前輪は外れてるし、ステムは明後日の方向いてるし、ハンドルバーは下向いてるし、、、
店頭受け取りなら整備済みで「ペダル付ければ今すぐ乗って帰れます!」って状態。今回は遠方の為自宅配送を選択。
組み立てやら整備は自分でやる必要があります。
マウンテンバイクでチェーン交換やワイヤー交換は経験済み。ハンドルバーやステムを動かすのは初体験。ステムのボルトを緩めて良い具合の位置で固定するぐらいなので余裕じゃね?って感じで高をくくってました。
必要だった工具と組み立ての流れ
シートポストの固定、ステムとハンドル固定には「4mmの六角レンチ」
ブレーキの左右調整のために「2mmの六角レンチ」
ペダルの取り付けに「ペダルレンチ(または15mmの薄型スパナ)」
ペダルは付属していなかったのでマウンテンバイクからフラットペダルを流用。
最初は手間取ったものの、全体の作業時間は1時間かからずに終了。
意外とシンプルな構造なんだな~というのが第一印象です。
素人には難しい変速調整はバッチリ調整されてますのでご安心を。
ブレーキ周りももちろん調整済みでしたが、個人的な好みで「もう少しタイトに、、、」ということで微調整。
完成した愛車を眺めていると
「もう、もう今すぐ乗り出したい!!」
服を着替えてヘルメットを被り、走り出す準備は万端!
そのまま近所の広い駐車場へ向かってました。
初めてのロードバイク、震えるほど怖い
試し乗りの舞台は家の近所の駐車場。
いきなり公道デビューする勇気はなかったので、ぐるぐると敷地内を周回する程度に。
マウンテンバイクの太いタイヤとフラットバーに慣れていた私にとって、細いタイヤとドロップバーによる前傾姿勢は想像以上にスリリング!
バイクにまたがった最初の感想は「こっっっっわ!」です。
細いタイヤでだけでバランスを取るので、心もとなさを感じてしまいます。
そんな不安も最初のひと漕ぎで吹き飛びます。
まるでバネのように加速!まさに”矢のように”飛んでいく感覚!!
直線は問題ないけどカーブは緊張。
体に力が入ってガッチガチ。思い描いたラインをなぞれずかなり大外回り。
正直、ものすごく怖かったです。
でも10分も乗り回してるうちに、身体も慣れてきます。目線を落とすのではなく”曲がる先をしっかり見る”ことで重心移動が上手くなり、自然と小回りが利くように。
華奢なロードバイクは少しのコツで走りやすさが劇的に変化します。
これこそ「自転車の面白さだな~」としみじみ実感しました。
そして、いきなりの大失敗
ついに公道デビュー!
雨が続いていたこともあり念願の初ライドは3日後のことでした。
走り出してすぐ「やっぱりロードバイクは速い!」と感動。
マウンテンバイクでも時速20kmで「速すぎる!」と感じていたのにとんでもない。
実際には+時速2km程度でも体感速度はまるで10倍。スーッと風を切り裂いていく感覚がクセになる。
・・・と、気持ちよくなっていたのはここまで。
信号で停車して、青になって再スタートしようと体重をハンドルにかけた瞬間。
ハンドルバーが~ぐるん!~と回ってバランスを崩して地面に叩きつけられる。
落車です──。
速度が出ていなかったため大けがはなかったものの、買ったばかりの愛車にキズが付く。
かなりのショック。
しかも高校の目と鼻の先での出来事だったので、下校中の女子高生にしっかり目撃される。
そりゃもう恥ずかしいのなんのって。。。
原因は自分の”締め付け不足”
このトラブルの原因は”組み立て時にステムの締め付けが甘かった”ということ。
ロードバイクについて色々と調べてる時に「締め過ぎはNG。動かない程度でOK。」という情報を見かけてたし高い買い物だったこともあり、ビビッてちょっと弱めに締めちゃってたんですよね。
フレームはカーボンでも、ハンドルバーもステムもアルミ製。
もっとしっかりと締め付けてても問題なし。
締め過ぎ・緩み過ぎを防げる便利な「トルクレンチ」を所持していなかったのが痛いです。
力加減がわからなかったのが大きな失敗の一因。
だって高いんだもん。。。トルクレンチ。
もちろん、自宅配送にして自分で組み立てたので完全なる自己責任。
販売店のせいじゃありませんよ。
「お店で受け取っていればこんなことにはならなかったなぁ。」なんて思いつつ、この一件はとても良い教訓となりました。
トルクレンチ。アナログ式でも1万近く、デジタルなら数万ってところ。お金はかかるけども、今後もロードバイクを楽しむならいずれ手に入れないとね。
ロードバイクは「買って終わり」じゃない
改めて感じたのは、ロードバイクって「買ったら終わり」じゃなくて
乗って、調整して、失敗して、ようやく自分のものになっていく
ということ。
「いつかは転ぶ。」
ロードバイク業界でよく言われる言葉ですが、私は初ライドで大転倒。
この”痛み”こそが最高のスタートライン。
もう怖いものなんて何もない。
初ライドで女子高生の前で盛大に落車した私のロードバイク生活は、ここから本格的にスタートしていきます。
少しずつ?いや!一気に変わった「心」と「体」ーー実感と思わぬ副産物
時は経過して半年後。
ロードバイクに乗り始めて、まず最初に感じた変化は”ものすごくポジティブ思考”になったということ。
「仕事で失敗しちゃったなぁ。家帰ったらロードバイク乗ろう。」
ロードバイクに乗ってペダルを回してるだけでどうでもよくなっちゃう不思議。
変に前向きになろうとしてるわけでなく、日常のあらゆるモヤモヤが気にならなくなる。
さらに、持てる力を全部絞り切ったならば頭も空っぽで体中から余計な力もすっからかん。
これはまるで「精神的デトックス装置」ですね。
ロードバイクは心と体に大きな変化をもたらしてくれる。
体重は減らない。でもズボンは緩む。
運動不足解消のためにスポーツバイクを購入したとはいえ、やはり気になるダイエット。
「ロードバイクは痩せる!」と聞いていたものの、正直言って微妙なところ。
半年間毎朝体重を測ったけど、それほど劇的な変化はありませんでした。
それでもいいんです。
もっと大事なことがあるんです。
だって明らかに”ウエストが細く”なってるんだもの。
82cmでぴったしだったウエストがまさかの76cmに。。。
元々履いていたパンツはベルトで思いっきり締めないとゆるゆるのだぼだぼ。
ダイエットは体重を落とすものだと思っていたけれど、どうやらそうではなさそう。
体重は言わないとわかりませんが、服のサイズの変化は誰から見ても一目瞭然。
体重という数字よりもよっぽど大事ですよね。
変化していく新しい自分をどんどん好きになっていきます。身近な人たちの印象も大好評です。
買って終わり。。。なんて大間違い
購入前は「ロードバイクってたしかに高いけど買っちゃえばあとは乗るだけでしょ?」と心のどこかで思っていました。
コレ、大きな大きな間違いでした。
乗っていくうちにだんだんと気になってくるのが
・サドル形状:力をかけた時に滑るような気が?もしかしたら合ってないのかもなぁ
・タイヤの乗り心地:もっと軽くて滑らかな走りにしたいなぁ
・コンポーネント:上位モデルの変速性能が気になる
・軽量化:カーボンってなんだかカッコいいよね
・フレーム:軽量化も大事だけどエアロ形状も捨てがたい。軽量エアロフレームが今のトレンドか!
・新しいバイク:最新バイクを!もっとエアロを!!もっと軽さを!!!もっとスピードを!!!!
etc…
ロードバイクは「買って終わり」の趣味じゃありませんでした。
次から次へと新しい”わくわく”が溢れだしてきます。
おそらく踏み絵れてはいけない「底の見えない沼」に片足を突っ込んでしまったんですね。
平坦で満足だったはずが、、、気付けばヒルクライムとレースに興味
初めは走りやすい道を延々と走るだけで満足していたんです。
サイクリングロードや自転車道、道の広い道路etc…
それがいつの間にか
「あの峠には何がある?頂上がある。よし!登ったろ!!」とヒルクライムしてみたり、
「あれ?近場で自転車レース開催されるじゃん!ビギナーから出場してみちゃう?」とレースにも参加してみたり、、、
自分の限界を少しずつ押し広げるのが楽しくて楽しくて仕方ないんですよね。
ちなみに初参加のレースは、1周1.5kmのコースを10周するもの。
トップに1周遅れにさせられた自分が許せませんでした(笑)
持久力だけじゃない。生活そのものが変化する
ロードバイクで鍛えられるのは、脚力や心肺機能だけではありません。
日常生活そのものが目に見えて快適になりました。
それが
・長時間の仕事も疲れにくくなった
・夜ぐっすり、朝スッキリ起きられる
・近場への移動で自然と運動できる
無理なく楽しく、気が付けば健康的な生活を送ってましたね。
店員さんや他のお客さんと「会話が生まれる」不思議
ロードバイクでカフェや美容室、飲食店などに行くと、
「どこから来たんですか?」
「どこのバイクですか?」
「カッコイイ自転車ですね。」
店員さんや他のお客さんから声をかけられることもしばしば。
自転車の存在が会話のきっかけに。
元々一人が好きで一人で出来る趣味ばかりにのめり込むのですが、他人と話すのが嫌なわけじゃありません。
自転車がきっかけで自然と会話の糸口が生まれる。
こんな副産物は想像すらしていませんでした。
大人の趣味にふさわしい”深み”がある
ここで強く主張したいことがあります。
この趣味は
”大人になったからこそ深く楽しめる”
ものであるということ。
バイク本体ももちろんのこと、パーツでも上を見たらキリがありません。
さらに消耗品やウェアやら遠征費も考慮すると、お金のかかる趣味であることは間違いありません。
学生の頃ではなかなか手の出なかったモノでも、いまの自分なら少しずつ手が届く。
数千万のスーパーカーと違って、ロードバイクはプロが使うレース機材でも200万ほど。高い事には間違いありませんが”大人が数年かけて頑張ればなんとか買える”範囲のものです。
財力がちょっとずつ趣味の幅を広げてくれる。働く大人だからこそ楽しめる醍醐味だよなぁ。とつくづく思います。
運動嫌いでもハマった!ランニング挫折者がロードバイクを続けられる理由
ヒルクライムやらレースにも挑戦しているので、私がバリバリのスポーツマンのように感じるかもしれませんね。
しかし冒頭でも述べていたように、私は運動が得意ではありません。
好きか嫌いかで言えば大っ嫌いです。
「運動って苦しい」
「できるだけ避けたいしダラダラしてたい」
陰キャの引きこもりですからね。
心肺機能も弱いので、ちょっと走っただけで心臓はバクバク。息は上がるし足は止まるし、立っていられないほど消耗する。
一度へばれば回復には時間がかかる。
そんな私がなぜかロードバイクは続けられている。しかも、半年以上も──。
「なんでロードバイクは続いているの?」
わかりません。自分でも不思議です。
穏やかな日は風を切って走り抜けると気持ちいのは容易に想像がつきますよね。
毎日20~25度ぐらいの気持ちいい陽気の下なら毎日でも乗りたいぐらいです。
でもロードバイクは毎日外で走れるわけではありません。
雨の日もあれば寒い日や暑い日。プロでもなければそんな日は走りません。
仕事も家事もあって、時間が30分もとれない日だってあります。
そんな日でも「室内用ローラー台」でペダルを漕いでしまうんです。
爽快感なんて一切ありません。ただひたすらペダルを回すだけの作業。
梅雨の時期や真冬は週5で室内ローラーです。
それなのになぜか続いてしまっている。
理由はシンプル。
「ペダルを回しているだけで楽しい」
から。
「興味があればとことんのめり込む」自分の性格とピタリ一致してるんでしょう。
私は昔から興味がないものにはとんと興味を示しませんが、「コレ、面白い」と思ったものにはとことんのめり込むタイプです。
周りからは「オタク」とか「職人」、さらには「変態」なんて呼ばれる始末。
ロードバイクも私のオタク心に刺さったのでしょう。それで、最初の1台を手に入れてからというもの
・分解して組み直してみたり
・坂道で自分の限界に挑戦してみたり
・同じ道をぐるぐる回り続けて4時間走ってみたり
・フォームやペダリングをYouTubeで研究してミリ単位で調整したり
日々「次はこうしてみよう」という目標やテーマが自然と湧いてくるんです。
面白いのは、それが明確なゴールじゃなくてもいいということ。
「次はもっと重いギアを、速く、長く回してみよう」
そんなふんわりした”自分だけの目標”だけで十分にモチベーションが保てるんですよね。
瞬発力じゃなく、持久力。自分の体質にも合っていたのも大きいです。
私の体は短距離のような”瞬発力勝負のスポーツ”はあまり得意ではありません。
どちらかというとゆっくり長く続けられるマラソンのような”持久力系のスポーツ”が合っているようです。
ロードバイクはまさしく持久力系スポーツ。
長時間走った時に疲れを感じるのが
・お尻の筋肉(大殿筋)
・太ももの裏(ハムストリングス)
でいずれも遅筋(持久力系)の筋肉です。
運動強度を限界まで上げたスプリントをすると
・太ももの表側膝の上(大腿四頭筋)
が30秒もしないうちに悲鳴をあげます。こちらは速筋(瞬発力系)の筋肉です。
ペダルを回すだけでも、走り方ひとつで瞬発力系にも持久力系にも変わるロードバイクの面白いところ。
一日に1回だけ30秒程度の全力スプリントをして「ふぅ。今日は良いライドだったな。」で終わる人はいないはず。
ある程度の時間を走るロードバイクは持久力系のスポーツです。
ちなみに、メンテナンスやパーツ換装などは通常、専門店にお任せするのが一般的ですよ。
私は自分でやりたいからやってますが、専門のプロに任せた方が綺麗に上手くしてくれるはずです。
「楽しいから続ける」のか「続けられるから楽しい」のか
ランニングは「走らなきゃ、、、」という義務感からどんどん足が重くなっていきました。
元々走るという行為自体好きではないのでしょう。
一方ロードバイクには、そういった義務感は感じません。
好きに乗って好きに走る。そのためにペダルを漕ぐ。
乗り始めてすぐは30分も走ったら十分走った気になっていました。
それがだんだんと「次はもっと長い時間を、もっと長い距離を走ってみよう」と思うようになってくるわけです。
「目標があるから楽しい」のか、「楽しいから目標ができる」のか。正直わかりません。
ただ一つ確かなのは
ランニングを1ヶ月で挫折した私が、ロードバイクは半年以上続いている
という事実です。
「運動不足は解消したい。でも運動嫌いでジムもランニングも長続きしない。。。」そんな人こそ、一度ロードバイクにまたがってみてほしいです。
運動神経もセンスもいりません。
必要なのはちょっとの好奇心と最初の一歩を踏み出す勇気です。
もしかしたらあなたの”楽しい”スイッチもカチッと入るかもしれませんよ。
きっかけ一つで人生が変わる。運動嫌いな私が見つけた”大人の趣味”ロードバイク
「運動不足をどうにかしたい」
なんとなくだけど軽い気持ちから始めたロードバイク。
それが今では人生の趣味になりました。
マウンテンバイクからスポーツバイクのカッコよさに惹かれて中古のロードバイクを模索。
ちょっと高い買い物でも、中古市場ならなんとかなるかも?と見つけた
「TIME VX SPECIAL PRO ボンジュールレプリカ(2003年式)」
自分で組み立て調整をして、いざ走り出せば女子高生の目の前で盛大に大コケ。
とっても恥ずかしくて顔は真っ赤になってたはず。
それでもやめなかった。
理由は単純「ペダルを回しているだけで楽しい」から。
仕事のモヤモヤもペダルを回せばスーッと流れていく。
走ることで気分がリセットされ、身体にも変化が現れる。
体重こそ大きな変動はなかったけれど、ウエストは82cmから76cmに。
ズボンがゆるゆるで服は買い替える必要がでてきた。
「痛い出費だなぁ。。。」と財布はきつくても嬉しい悲鳴。
適度な運動をしているためか、睡眠の質が向上して朝スッキリ起きられるように。
体力が付き、疲れにくくなり、毎日の生活は快適に。
一方では乗れば乗るほど「もっといいパーツを!もっとカッコイイバイクを!!」湧き出る物欲モンスターには困ったもの。
「次はあの峠を登ってみよう」
「参加できそうなレースはないかな?」
近所を走るだけでは飽き足らず、増えていく終わりのない楽しみ。
「大人の沼」にどっぷり浸かってしまいましたね。
20年以上前のクラシックなその1台の自転車との出会いは
・心と体を変え
・人との購入を生み
・生活習慣を整え
・毎日に張りを与えてくれた
これは決して大げさな話ではなく、私自身が体験した事実です。
マウンテンバイクでも十分楽しかったけども、私にはロードバイクの方が性に合ってるようですね。
「何か始めたいけど、何をしたらいいか分からない」
「運動は苦手だけど、ちょっと体を動かしたい」
そんな人にこそ、ぜひロードバイクという選択肢をおススメしますよ。
きっかけ一つで人生が変わる。
もしかしたらそれは「ペダルをひと踏み」するだけなのかもしれません。
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