キャンプの調理器具には100均のメスティンやスノーピークのクッカー、昔ながらの飯盒などが定番です。
ただし、、、
将来アルツハイマー病になるリスクを少しでも避けるなら使わない方が良いでしょう。
熱伝導率が良く軽量なアルミ製クッカーを使われる方は多いですが、アルミを体内に取り入れすぎるとアルツハイマー病になるリスクは拭えません。
「アルミとアルツハイマー病の関係性が確立している根拠はない!!」という声が聞こえてきそうですが、キャンプなどで”特にハードな使い方”をされる場合は避けた方が無難ですよ。
この記事ではキャンプでアルミ製クッカーを3年使い続けた筆者が、使うのを止めた理由について紹介しています。
アルツハイマー病とアルミ製クッカーの関連性以外の理由で使うのを止めた理由についても触れていますので、今後のキャンプでの道具選びの参考にしてみてくださいね。
キャンプギアからアルミ製クッカーを外した理由
いくつもアルミ製クッカーを所有していたけどもキャンプで使わなくなった理由。
それは「弱い」からです。
アルミ製のクッカーといえばトランギアやダイソーのメスティン、スノーピークのアルミパーソナルクッカーが有名ですよね。
他にもエバニューのバックカントリーポットや飯盒などもキャンプならではの雰囲気があってついつい直火にかけたくなるものです。
アルミ製クッカーの特徴は
・熱伝導率が良い
・軽い
・炊飯しやすい
・安価(モデルによってはそうでもない)
などから”手軽に美味しいご飯が炊ける”というのが大きいです。
キャンプと言えばアルミ製クッカーなイメージが強く、私も様々なアルミ製クッカーを所有していますが最近はめっきりと使わなくなりました。
「ちょっとぶつけただけで凹むぐらいに柔らかい金属がアルミ」
直火にかけたり棒で叩いたりせずともバックパックに入れてる間に凹みが増えてるなんてことがあるぐらいに弱いですよ。
金属なのでプラスチックなどと比べれば熱には強いですが、チタンやステンレスに比べれば弱い(溶けやすい)というのも考えものですよね。
煤で汚れてボロボロになってるアルミ製クッカーはなんとも言えない雰囲気があってカッコ良いのですが、、、
キャンプでの食事中に勢い余ってアルミ製クッカーの底をチタン製フォークで引っ掻いて削ってしまい鍋料理に金属的な味が混じった事があるんですよね。
。
アルミとアルツハイマー病の関連は記憶にあったので、この時に「アルミ製クッカー使うの止めよう」と決心しました。
今はステンレス製かチタン製のクッカーを使っていますが、炊飯のしやすさは劣るものの頑丈さはもちろんのこと”失敗しない米の炊き方”もあるので支障はありませんよ。
アルツハイマー型認知症と「アルミクッカーの削れ」
アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)とアルミの関連については今も議論されています。
「アルミとアルツハイマー病の関係性が確立している根拠はない!!」
という声もたくさんありますが、調べてみると”全くの無関係とはいえない”ことがわかります。
アルミとアルツハイマー病の関連を否定的な意見を述べている方も
・アルミは神経毒性を持っている
・脳内に入った場合は痴呆症状を生じ得る
ということは否定していません。
また、否定的な意見としては「データのとり方が不正確」などの手法に関するものが多いようです。
国立保健医療科学院の論文を読んでみると「脳内でアルミの周りにアミロイドβ(認知症の原因とされる物質)が沈殿することから日常でのアルミ摂取は避けるべき」とまとめられています。
キャンプの時だけとはいえ直火の高火力でアルミ製クッカーで調理して、しかも底を削ってダイレクトに摂り入れるのは間違いなく避けた方が良いですよね。
アルミ製クッカーでハードな使い方をすると将来的にアルツハイマー病のリスクが高まりますよ。
ちなみに、令和2年度~3年度の調査では「加工食品由来のアルミ推定摂取量は大きく減少している」と厚生労働省のホームページに載っています。
これらはあくまで日常的な生活を行った場合であって、キャンプなどの趣味に関しては想定していないと思います。
年に数回しかキャンプをしないのであれば、あえて削って身体に取りこんだりしない限りはアルミ製クッカーを使用しても問題ないはずです。
「どうしてもアルミ製クッカーが良い!」という方は内側を削ったり高温に長時間放置したりしないように気を付けて使用しましょう。
アルミ製以外のクッカーで美味しい自動炊飯のやり方
キャンプでアルミ製クッカーが愛される理由はワイルドに使える無骨さだけでなく”炊飯のしやすさ”もありますよね。
固形燃料で火にかけて放置するだけで完成する「自動炊飯」は他のことに手を回したいキャンプでは大きな味方です。
熱伝導率の良いアルミに比べてステンレスやチタンは熱ムラができやすく一部だけ焦げやすいという特徴があります。
そんなステンレスやチタンのクッカーでも失敗することなく美味しいご飯を炊く方法があります。しかも自動で。
それが「水蒸気炊飯」です。
水蒸気の熱を利用してご飯を蒸し炊く水蒸気炊飯は戦闘飯盒弐型やアルミパーソナルクッカーが有名ですがアルミ製じゃなくてもできます。
詳しい水蒸気炊飯のやり方はアルミ製とまったく同じなのでアルミパーソナルクッカーでの自動炊飯の記事を参考にしてくださいね。
ここでは「こんな方法もあるよ」というのを紹介させていただくとして
「シェラカップスタッキング自動炊飯」
というものがあります。
容量300ml前後のごくごく一般的なシェラカップに米0.5合と水100mlを入れて蓋をし、150mlほどの水を入れた深型シェラカップ(ロッキーカップ)に重ねて30分ほど弱~中火にかけ続ければ出来上がります。
高さ上げする必要がなくスタッキングするだけで水蒸気炊飯可能で持ち運びもコンパクトにまとまります。
0.5合までしか炊けませんがミニマルにまとめたい方におススメですよ。
上の写真ではシングルバーナーで水蒸気炊飯していますが、弱火での火力維持が難しいのでアルコールストーブをおススメします。
水蒸気炊飯もアルミ製クッカーなイメージが強いですが、ステンレス製でもチタン製でもバッチリです。
ステンレス鍋×チタンマグカップ(逆でも可)なんて組み合わせでも美味しく炊けるので、水蒸気炊飯はキャンパーなら絶対におさえておくべき炊飯方法ですよね。
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