SとLの2サイズがセットになったスノーピークのアルミパーソナルクッカー。
同時に調理できるのはもちろんのこと
「炊飯専用クッカーなの?」
と思うぐらいに優秀な米炊き性能を持っていますよ。
この記事ではアルミパーソナルクッカーとアルコールストーブを用いた自動炊飯について紹介しています。
お米を炊いている間にもう一つのクッカーでおかずを調理できるようになるので、アルミパーソナルクッカーで自動炊飯をしたい方は是非このまま読み進めてくださいね。
ちなみに、この記事ではエバニューのチタンアルコールストーブを使用しています。
自動炊飯には固形燃料が使われることが多いですが、エバニューのチタンアルコールストーブであればゴトク不要で自動炊飯が可能なんですよ。
アルミパーソナルクッカーに限らずメスティンなどでも同じ条件で自動炊飯可能ですので、是非参考にしてみてくださいね。
クッカーS+エバニューチタンアルストで1合自動炊飯
アルミパーソナルクッカーの「S」とエバニューの「チタンアルコールストーブ」で簡単にお米1合自動炊飯ができます。
アルコールストーブには五徳を使用するのが一般的ですが、チタンアルコールストーブで自動炊飯する場合は「不要」です。
<お米1合自動炊飯レシピ>
米:1合(150g)
水:200ml(無洗米の場合は220ml)
アルコール燃料:25ml
①クッカーに米と水を入れてしっかりと吸水させる(1時間)
②アルコールストーブに燃料を入れて着火
③しっかりと本燃焼(だいたい30秒ほどで燃え盛る)させてクッカーを直接置く
④クッカーに重しをして「50分放置」
⑤美味しいご飯の炊き上がり
チタンアルコールストーブにクッカーを直置きすると、25mlのアルコール燃料で約16分燃焼し続けます。
約9分時点で沸騰し始めて吹きこぼれが始まるので、蓋に重しを置いて吹きこぼれ防止しましょう。
アルコールが燃え尽きたら30分ほど蒸らします。
「アルコール燃焼時間16分+蒸らし時間30分」
多少の誤差はあれど着火から50分放置すればふっくら美味しいご飯が炊きあがります。
ちなみに、アルミパーソナルクッカーのLサイズでも同様のレシピで1合炊き出来ますよ。
他にも「4合炊きの兵式飯盒」で1合炊いても同様の結果でした。
クッカーL+エバニューチタンアルストで2合自動炊飯
アルミパーソナルクッカーの「L」で2合炊きする場合も、1合自動炊飯とほとんど変わりません。
<お米2合自動炊飯レシピ>
米:2合(300g)
水:400ml(無洗米の場合は440ml)
アルコール燃料:30ml
①クッカーに米と水を入れてしっかりと吸水させる(1時間)
②アルコールストーブに燃料を入れて着火
③しっかりと本燃焼(だいたい30秒ほどで燃え盛る)させてクッカーを直接置く
④クッカーに重しをして「55分放置」
⑤美味しいご飯の炊き上がり
アルコール燃料が多くなるので燃焼時間が長くなります(約23分燃焼)。
そこに蒸らし時間を加味するので着火から55分も放置すれば2合のご飯が炊きあがります。
一人で2合のご飯をたいらげるには量がちょっと多いですので、グループやファミリーでの使用がオススメですね。
もしくはソロキャンプで翌日朝のご飯まで一度に炊いてしまう場合などに便利です。
一応Sサイズでも2合炊きは出来ますが、膨れ上がってパンパンになってしまいます。
1合炊きと2合炊き炊飯に超便利なアルミパーソナルクッカーの目盛り
アルミパーソナルクッカーにはそれぞれ目盛りが入っています。
S:200、400ml/5、10、15oz
L:300、600ml/10、20、25oz
この目盛りですが、1合炊きまたは2合炊き炊飯するときに超便利です。
oz(オンス)は「1oz=約30ml」なので
・クッカーSで1合炊き:5ozまで米を入れて10ozまで水を注ぐ
・クッカーLで2合炊き:10ozまで米を入れて20ozまで水を注ぐ
ことで炊飯の準備はバッチリなんです。
※有洗米の場合。無洗米なら水を少し多めに。
「なんでクッカーLの目盛りはozとmlでかぶっているの??」
とは思いますが、ozの使い勝手が良いので文句は言いません。
(スノーピークさん、mlの方だけ変えません?)
より確実な自動炊飯をするなら
自動炊飯をより確実に成功させるなら
・季節問わずに1時間吸水させる
・風防でしっかりと覆う
・寒い日は蒸らし時に保温する
ということを徹底しましょう。
吸水時間が短いと炊き上がりがまばらになり、しっかり炊けてる部分と炊けてない部分ができてしまいます。
逆に水を吸わせる時間は長い分には問題ありません。
長めに吸水時間は確保しておきましょう。
アルコールストーブはとにかく風に弱いので炊飯以外でも「風防」は必須アイテムです。
多少重くなったとしてもクッカーごとぐるっと1周するぐらいの大きさのものがあると心強いですよ。
スノーピークのアルミパーソナルクッカーは肉厚のアルミのおかげで効率よく熱が伝わって美味しいご飯が炊けます。
一方でアルミであるがゆえに冷めやすいです。
寒い日は蒸らし時にタオルでまくなどの熱が冷め過ぎないようにした方が温かいご飯が食べられますよ。
アルミパーソナルクッカーとアルコールストーブ
自動炊飯と言えば
「esbitポケットストーブ × 固形燃料」
が有名です。
火を付けたらそのまま放置しておくだけで米が炊けるのでとっても便利ですよね。
・・・が!!
固形燃料は燃料の調整が困難という欠点があります。
1合炊くのに25gの固形燃料を使用するとちょうどいいとされていますが、風や気温などによって火力不足となり炊飯失敗となることがままあるんです。
そんな欠点を克服してくれるのがアルミパーソナルクッカーのチタンアルコールストーブ直置き自動炊飯なんです。
☆風が強い吹きさらしのキャンプ場
外気温:1度
風速:約7m/s
☆木々に囲まれた野営地
外気温:15度
風速:無風
という別々の環境でも「25mlのアルコール燃料で自動炊飯成功」でした。
氷点下10度などの極端な状況で試したことはまだないですが、燃料の量を固定で使えることでしょう。
用意するアルコール燃料がわかりやすいのはそのまま使い勝手の良さになります。
アウトドアで温かいご飯が食べらるというのはそれだけで安心するんです。
着火したらあとは待つだけの自動炊飯は緊急時にも役立ちますね。
もちろん緊急時以外でも、待っている間に別の料理に取り掛かれるのは便利です。
SとLサイズの2つのクッカーがセットになってるアルミパーソナルクッカーは
「米炊きに特化してるの?」
と感じさせるぐらいに1合炊きと2合炊きがしやすいです。
アルミ製の他にもチタン製がラインナップされていますが、おススメは断然アルミ製です。
とにかくお米が美味しく炊けます。
スノーピーク製品の中では比較的手を出しやすい価格で使い勝手も最高に良い逸品ですよ。
チタンアルコールストーブとの組み合わせで自動炊飯もしやすいので是非挑戦してみてくださいね。
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