芯は新品に交換したしオイルも十分入ってる。
それなのにすぐに芯が燃え尽きて火が小さくなっちゃう。。。
ソレ、原因はタンク内に溜まった”水”ですよ。
ほのかな火の揺らめきが心を落ち着かせ、ハリケーンでも火を灯し続けることから「ハリケーンランタン」と呼ばれるオイルランタンは雰囲気抜群のキャンプギアです。
シンプルなつくりで壊れにくいとされるオイルランタンを調べてみると、
「芯も交換してオイルも充填したのにすぐに燃え尽きる!原因が分からない!!」
という方が多いようですね。
そんな方は是非この記事内で紹介しているタンク内の乾燥を参考にしてみてくださいね。
オイルランタンのタンク内を乾かす
晴れた日に分解したオイルランタンを日のあたるところに”3時間”置いておく。
このとき、タンクの口が上向き(ランタンを地面に置いた状態)であることに注意してくださいね。
たったこれだけで原因不明で火が小さくなったランタンが蘇りますよ。
より効果的なのは「無水エタノール」を15ccほど投入してよく振ってから乾燥させることです。
無水エタノールは揮発性が強いので水分を吸着して除湿をしてくれますよ。
真冬に野外で1日使用したならタンク内の乾燥は必ず行うようにしてくださいね。
オイルランタンの火がすぐ消えるのはタンク内に水が溜まってるから!?
芯を交換したのに火が小さくなり、芯を伸ばしてもすぐに燃え尽きる。
「芯が悪かったのかな?」
「燃料がいけなかったのかな?」
新しい芯を購入して交換しても、オイルを交換しても症状は変わらず火は小さいまま。
それもそのはずで、本当の原因は”タンク内の水気”なんですよね。
オイルランタンの内部に水が溜まると燃料(パラフィンオイルや灯油)が薄くなって、燃料よりも先に芯が燃えます。
芯が燃えて黒い炭になると温度の高い中心から火が小さくなっていきます。
解決するにはオイルランタンのタンク内の水分を取り除いてあげればいいわけですが、これが意外と曲者(くせもの)なんです。
オイルランタンのタンクには「芯の出る穴」「オイルの注ぎ口」の二ヵ所しか空気の循環する穴がありません。
水の混じった燃料を交換しようにもオイルを完全に取り除くのって難しいんですよ。
タンク内の湿度が高くオイルを交換した気になっても水が混じってしまうことも多々あります。
そのため前項で紹介したような洗濯物を乾かすような作業が必要になるわけですね。
日本は夜と朝の気温差であったりと結露であったりと夏でも冬でも水が溜まりやすい環境です。
火が小さくなって芯が燃え尽きるのが速いと感じたら「タンク内に水が溜まってきたんだな。」と疑うと余計な買い物もせずに済みますよ。
半永久的に使える「特殊繊維芯」だけども、、、
タンクに水が溜まっていることが原因に気付かず、
「芯が悪いのかな?」
と思って購入した商品がコチラ。
SEIDO「特殊繊維芯」
(2023年9月現在Amazon取り扱いナシ)
お値段的には通常の芯5本分ぐらいの値段だったのですが、
「半永久的に使えるならコスパ最高じゃん!」
と安易な発想で飛びつきました。
結果としては「失敗」でした。
タンク内の水溜まりを解決してないので火が小さくなったのですが、それ以外にも私には「これはちょっと。。。」と感じる点があったので紹介しますね。
オイルランタンの芯(ウィック)を交換するなら従来とおりの手に入りやすいものをおススメしますよ。
まず、特殊繊維芯は通常の芯に比べてかなり太い作りです。
太いために調整ハンドルが硬くなります。
ギチギチなので燃料の吸い上げも悪く初回使用時は半日ほど燃料を吸わせていましたが、それでも不十分だったようでした。
燃料の吸い上げが不十分で着火すると、芯材周りのコットン材が燃え尽きて芯だけになるのですが、、、
芯が毛羽立って不規則な炎になりました。
(ついでにすぐに鎮火します。)
燃え尽きたコットン材が炭となってホヤに付着するので清掃の手間も増えます。
ギアに煤が付着するのはカッコいいと思うのですが、明らかに塊で付着していたので、、、
もちろんタンク内の水が溜まっていたのも原因なのでしょうが、それ以上に商品としての疑問が目立ちましたね。
実際に、タンクを乾燥させて通常の芯では問題なく火を楽しめました。
やはり通常のランタン芯(ウィック)を使用して燃え尽きたら交換するというのが私には合っているようでした。
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