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目が良い、悪いは美味しいコーヒーに関係あるのか?裸眼視力0.1以下でメガネを外して「視界最悪ハンドドリップ」!!

How to Coffee

メガネをかけながら毎日コーヒーを淹れている人が
「どうしようもない理由でメガネを外してコーヒーを淹れる必要が出てきたらどうなるのか?」

 

「D’s CAFE Style」のonoDです。

裸眼の視力が0.1以下で普段はメガネと一体化しているonoDですが、メガネの鼻パットがいつの間にか紛失してしまったので

「視界が悪い状態で淹れるコーヒー」について
・淹れるときの注意点
・適した淹れ方
などなどについて紹介していきます。

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コーヒーを美味しく淹れるポイントは「時間」と「重さ」と「珈琲豆との対話」

先に結論を述べておきますが、

「視界最悪の状態でコーヒーのハンドドリップをするとコーヒーの味は変わります。」

 

そもそもの前提なのですが、美味しいコーヒーを淹れるレシピは様々なものが出回っていますよね。

「○○のドリッパーで○○秒蒸らしてから○○gのお湯を注いで○○分内に抽出を終えると美味しいコーヒーになります。」
といったようなレシピは、ネットで検索しただけでもゴロゴロ出てきます。

 

レシピ通りに淹れることである程度は安定してコーヒーを楽しむことができますよね。

いくつかのレシピを持って珈琲豆にあわせて変更させたり焙煎度によって微妙な変化を加えることは、毎日のコーヒーに刺激を与えてより楽しいコーヒータイムを楽しむことができます。

 

ご存知のとおりコーヒーのハンドドリップにおいて「重要な要素」は
・珈琲豆の挽き目
・珈琲豆の分量
・注ぐお湯の温度
・コーヒーを抽出する速度
・コーヒーの抽出量
の5点で、コーヒーの抽出レシピもこの5点を元に作られるのが基本です。

 

この5つの要素(パラメータ)を調整することでコーヒーの味を微調整できるんですよね。

 

もちろん。

”レモンのような酸味を持つ浅煎りの珈琲豆”が”チョコレートのような滑らかさコクを持つ深煎りの珈琲豆”に変わる!!

といったような、珈琲豆の産地・銘柄による個性や焙煎度による特徴を変えるような魔法のような劇的な調整はできません。

コーヒーの淹れ方というのはあくまで微調整なので、何回淹れても変化がわからないぐらいに公式化したものがレシピです。

 

onoD自身も何種類かレシピは保有していますが、コーヒーをまさに抽出している最中に気を付けているのは主に3点です。

 

「時間」
「重さ」
「珈琲豆との対話」

この3点に注意しながらコーヒーをハンドドリップしています。

 

「時間」「重さ」の2点はコーヒーを抽出するまでの途中過程を意識しているもので

「お湯を注ぎ始めて○○秒の時に○○gのお湯を注いでいること」
といったようにタイマーとキッチンスケールを用いて観測しています。

この2点をしっかりと意識していることで”何回淹れても同じようなコーヒー”に仕上げることができます。

 

「時間」「重さ」はいつ何時誰が見ても変わらない要素ですが、少しばかりの経験が必要になるのが「珈琲豆との対話」です。

 

同じようにお湯を注いだとしてもその時その時で珈琲豆の反応は異なりますよね。

「昨日と同じ珈琲豆に同じ量のお湯を注いだんだけども今日はドーム(ろ過層)が崩れた」
といったように同じ珈琲豆でも膨らみ方は毎日微妙に違ったりしています。

ドーム(ろ過層)は崩れる前に大量の泡が溢れそうになったりペーパーフィルター外周部にお湯が溢れそうになる。といったサインがあります。

そういったサインを見逃さずに対応していくことが「珈琲豆との対話」です。

 

「時間」と「重さ」はいつ何時誰でも見て変わらないものですが「珈琲豆との対話」だけはその時その時で違います。

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ピントが合わないので「時間」と「重さ」がわからずに「珈琲豆との対話」もできない

ここからは実際に眼鏡を外した状態でコーヒーを淹れた時の状況を元に紹介していきますがその前に、下の写真をご覧ください。

<ピントの合っている世界>

「iPhone XS」のカメラを用いて通常撮影したものです。

壁に掛けられた絵画と手を伸ばした先の手のひらにコーヒードリッパーを乗せた写真ですね。

 

続いて次の写真をご覧ください。

<ピントの合っていない世界>

ほぼ同じ構図の写真ですがこちらは「iPhone XS」のポートレート撮影を用いて手前の物体に焦点を合わせて撮影したものです。

手前のコーヒードリッパーはくっきりハッキリと映っているかと思いますが、奥の絵画はぼやけて見えるかと思います。

 

これが目の良い人と目の悪い人がそれぞれ見ている世界の違いなんです。

 

最近では<ピントの合っていない世界>のような写真がSNS上ではよく出回っていて、ものすごく綺麗に映っていますよね。

焦点距離(F値)を調整して特定の物体だけにピントを合わせて撮影された写真はとても美しいです。

 

onoDが眼鏡をはずして見える世界は常に<ピントの合っていない世界>です。

ただし、ハッキリと焦点が合うのは
「顔から20cmほどまでの物体」
に限定されるためピントの合っていないものしか映りません。
(顔から20cmほどまで近づいて物事を見ることはありませんよね)

 

さて、コーヒードリップの話に戻ります。

当然ながら
「コーヒーを淹れている間もピントは合っていません」

 

スケールやタイマーに表示される数字はぼやけます。

表示が小さいと
「今どれくらいの時間が経過しているのか?」
「今どれくらいのお湯を注いでいるのか?」
というのはほとんど勘頼りになります。

ハッキリとした視界で見るならば

というようにスケールの大きな表示はもちろんのこと温度計の小さな表示でもはっきりと視認できますが、

実際にonoDの目にはスケールの大きな数字がかろうじて確認できるぐらいになります。
(画像にぼかしをいれて編集しています。)

温度計の表示は一切見えませんね。

 

お湯を注ぐ際の手元もぼやけますので本来であれば

ぷっくりと綺麗に珈琲豆が膨らむように全体にまんべんなくお湯が注げるところを

上の写真の左上や左下のようにお湯がかからない箇所ができてムラになっています。

ムラができたので無理に修正しようとすると

今度はペーパーフィルターに直接お湯がかかって余計にムラになってしまいました。

 

スケールやタイマーの表示がぼやけて確認できないのもそうですが、珈琲豆の表面はもっとぼやけて確認できません。

撮影した写真を見るとハッキリと珈琲豆の表面の状態が確認できます。

手元が狂っているとはいえ比較的綺麗に注げていますが、実際に見えている視界では

上の写真のように珈琲豆から発生した泡によってかろうじて色の違いがわかるぐらいなもので、繊細な珈琲豆の状態は確認することができません。

珈琲豆の状態に合わせて注ぐお湯の位置を調整するような注油方法はとてもじゃないですが出来ないですね。

 

「時間」も「重さ」も不確定な状況で「珈琲豆との対話」もできない。

当然ながら淹れ上がったコーヒーはいつものコーヒーとは異なった味に仕上がります。

 

レシピ通りに入れるのが難しく、手元がブレてしまっているからですね。

 

ちなみに、実際に眼鏡を外してコーヒーをドリップした日の記事はコチラになります。
良ければ参考にしてみてくださいね。

検証!メガネを外して淹れるコーヒーには味に差が出るのか?「Today's Coffee」
2020年11月19日。 昨日散歩をしている途中、いつの間にかメガネの鼻パットを片方失くしました。 もう片方の鼻パットもギリギリついてただけみたいで、新しいのに付け替える必要がありますね。 このメガネ。 かれこれ5年は使い続けてます。 鼻パ...
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前傾姿勢になって姿勢を保てない

コーヒーをハンドドリップするときにはお湯がたっぷりと入ったコーヒーポットを持ってお湯を注いでいくのですが、このコーヒーポットが結構な重量になります。

結構な重量のコーヒーポットを片手に無理な姿勢でお湯を注いでいくと腰が痛くなってくるものです。

 

無理のない正しい姿勢でドリップするのが美味しいコーヒーを淹れるコツでもあります。

 

さて、ちょっと余談になりますが、

皆さんは遠くにあるモノの形状をハッキリと確認しようとしたときにどのような態勢になりますか?

 

おそらく「注視しようと身を乗り出す」ということがほとんでしょう。

 

そうです。

見えないものを見ようとすると近づこうとするんですよね。

 

同様にメガネを外した目の悪い人がコーヒーを淹れようとすると、スケールやタイマーの表示だったり珈琲豆の状態を確認しようと顔を近づけがちになります。

すると「前傾姿勢」になりがちで腰への負担が大きくなります。

 

お湯の入った重量のあるコーヒーポットを持ちながらではなおさら腰への負担が大きくなるんですよね。

 

正しい姿勢でのドリップが美味しいコーヒーを淹れるコツですが、前傾姿勢になって手元がブレて腰にも負担がかかるんです。

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クラシカルな淹れ方だと影響は大きいがサードウェーブコーヒーに適したサッと落とす淹れ方ならば影響は少ない

とはいえ、ここまで紹介してきたのはじっくりと時間をかけて珈琲豆との対話をしながら行うハンドドリップ方法です。

最近流行りの品質の優れた単一農家指定の珈琲豆「シングルオリジン」を浅く煎った珈琲豆を代表する「サードウェーブコーヒー」に適した淹れ方である
”短時間でサッと落としてい淹れる方法”
であれば、視界が悪くても影響は少ないです。

 

コーヒー抽出穴が大きくリブ(ペーパーフィルターを浮かせる凹凸)が上部までせり上がっている『HARIO(ハリオ)』さんの「V60」コーヒードリッパーやORIGAMIドリッパーを用いた高速抽出や、

底に溜まったお湯が3つの穴からコーヒーが抽出されていく『Kalita(カリタ)』さんのウェーブフィルターを用いた攪拌ドリップなどは珈琲豆表面の状況を細かく観察する必要がなく、雑にお湯を注いだとしても美味しいコーヒーが淹れやすいです。

逆に、じっくりと時間をかけて抽出するクラシカルな抽出方法では珈琲豆表面の状況を観察しながらお湯を注いでいくので難しくなります。

お湯を注ぐ際にブレが生じてどうしても繊細な味のコントロールまでは難しくなってしまいます。

 

メガネを外してコーヒーを淹れるならば最近流行りの「サードウェーブコーヒー」を短時間にサッと落とすのがオススメですね。

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視力が悪くても挽きたての美味しい珈琲豆でハンドドリップすれば美味しいコーヒーになる

目が悪い、視界が悪い状態でコーヒーを淹れると、視認性の悪さや姿勢が悪くなってどうしても”ブレ”が生じてしまうものです。

そのため淹れ上がったコーヒーにもブレが生じます。

 

かといって
「絶対にマズいコーヒーに淹れ上がる!!」
ということでは決してありません。

 

短時間でサッと落としても美味しく感じるコーヒーが淹れ上がる「サードウェーブコーヒー」がわかりやすいですが、

”美味しい珈琲豆で淹れたコーヒーであればよっぽどのことをしない限りは美味しく仕上がる”

のです。

 

身も蓋もない話ですが、美味しい珈琲豆を挽いてすぐに淹れれば美味しいコーヒーを楽しめます。

生豆を焙煎された状態でコーヒーの美味しさは9割がた決まっていて、残りの1割を淹れ方で微調整しているだけに過ぎません。

 

視力の良し悪しはコーヒーを淹れる際にブレは生じますが、よほどの失敗をしない限りは美味しく淹れられます。

実際にonoD自身がメガネを外して視界最悪の状態でコーヒーを淹れましたが、
鮮度の良い珈琲豆を挽いてすぐに淹れた分には美味しく感じました。

 

淹れ方にこだわるのもコーヒーの世界の面白さではありますが、
「美味しい珈琲豆を用意すること」
が大前提条件と言えるでしょう。

「メガネが壊れたから裸眼でハンドドリップしなければならない」
という状況でもコーヒーは十分楽しめますね。

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