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コーヒーは水道水だとまずい?水道水でコーヒーを淹れるときに○○さえ気をつければワンランク上の美味しいコーヒータイムに!!

How to Coffee

身近で手軽に使える「水道水」でコーヒーを淹れてる方も多いでしょう。
水道水は蛇口を捻るだけで水が出てくるので日常的にコーヒーを飲まれる方にとってはかなり助かります。

しかし水道水でコーヒーを淹れていて疑問に感じたことはありませんか?
「水道水でコーヒーを淹れても問題ないの?」
「ペットボトルの水で淹れた方が美味しいの?」
安心で美味しいのか気になるところですよね。

この記事では水道水でコーヒーを淹れるときのメリット・デメリットを余すことなく紹介しています。
水道水で美味しいコーヒーを安心して楽しまれたい方は是非最後まで読み進めてくださいね。

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水道水でコーヒーを淹れるときの注意点

水道水でコーヒーを淹れるにあたって注意すべき点は
「カルキ臭が気になるかどうか」
の1点に尽きます。

日本の水道水は世界的にみると安全性が高く飲み水としても問題なく使用できます。
お湯を沸かして注ぐコーヒーならば安全性がより高まりますよ。

 

コーヒーは香りと風味を楽しむ嗜好品(しこうひん)です。
優雅な一時を楽しみたいときに水道水特有の「次亜塩素酸ナトリウム」の匂いがコーヒーの楽しさを邪魔します。
※次亜塩素酸ナトリウムは厳密にはカルキ(塩素)ではありませんが、世間一般にはカルキとして認識されています。

カルキ臭が気になるコーヒーは口当たりが重くなり、喉を通る時に刺さるような感じ(コーヒーの酸味に近い)があります。

気にならない人は全く気にならないですが、気になる人にとっては
「珈琲豆が酸化してた?それとも淹れ方失敗した??」
っぐらい気になるほどのものです。

 

カルキが気になる水道水は煮沸(しゃふつ)した程度では除去できません。

除去するには水道水を浄水器に通し、浄水を沸騰させてコーヒーを淹れるのがベストですね。

 

「カルキ(塩素)は体に悪い!!」
というのは間違いないですが、カルキが使用されていたのは昔のことです。

今現在水道水の消毒に使用されている次亜塩素酸なトリムは安全なものです。

コーヒーを淹れていて匂いが気にならなかった方は水道水でそのままコーヒーを淹れて平気ですよ。

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都道府県によって硬度が異なる水道水

蛇口をひねれば水の出てくる日本でも、実は都道府県(もっと細かく言うと市区町村)によって水道水の硬度が変わっているんです。

 

東京大学の研究チームが47都道府県の水道水を対象に水質調査を実施しました。

研究発表は『Scientific Reports』に掲載されています。
(すべて英語論文となっています。)

 

日本では一般的に水1Lあたりのミネラル含有量が
・100mg/L未満で軟水(なんすい)
・100mg/L以上で硬水(こうすい)
といわれていますが、
WHO(世界保健機関)の基準では
・軟水 :~60mg/L
・中硬水:60~120mg/L
・硬水 :120~180mg/L
・超硬水:180mg/L以上
とされています。

日本の水道水は全国各地で「軟水」と言われていますよね。
しかし研究発表を見てみると「中硬水」に分類される都道府県の水道水もあるようです。

出典:日本の研究.com|あなたの水道水、「硬さ」しらべました~日本全国水道水の硬度分布~

筆者は国内で最も水が硬いとされる千葉県在住です。

たしかに水道水そのままでコーヒーを淹れると重みを感じるときがあります。

これは軟水・中硬水の違いよりも水道水に含まれる「次亜塩素酸ナトリウム」の影響が強いと思われます。

 

実際に、1日3杯は欠かさずにコーヒーを飲んでいる筆者でも水道水を浄水器に通してカルキを除去するだけで「南アルプスの天然水(硬度:30mg/L)」で淹れたコーヒーとほとんど区別がつきませんよ。

WHOの基準でみれば「中硬水(ちゅうこうすい)」だとしても、一般的に言われている通り
「日本の水道水は軟水(なんすい)」
という認識で差し支えないでしょう。

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軟水と硬水で違うコーヒーの仕上がり

水は大きく「軟水(なんすい)」と「硬水(こうすい)」に分けられ、ミネラル(マグネシウムやカルシウムなどの金属イオン)の含有量によって区別されています。
日本では一般的に水1Lあたりのミネラル含有量が100mg/L未満で軟水、100mg/L以上で硬水とされていますね。

水の硬度が高いということはそれだけミネラル豊富ということなので、コーヒーの仕上がりにも当然ながら影響があります。

 

大雑把に仕上がりの違いを紹介すると
超軟水:アロマやフレーバーが弱めに広がりサッパリとした仕上がり
軟水 :バランスのとれたもっとも馴染みやすい仕上がり
硬水 :やや金属的な重さを感じる仕上がり
超硬水:金属的な香りや質感を感じコーヒーのアロマやフレーバーを邪魔している印象の仕上がり

やわらかいほど素直になり、硬度が上がるほど暗い仕上がりになっていきます。

これはペットボトルのミネラルウォーターを複数種類飲み比べてわかったことですが、水の硬度の違いはコーヒーの仕上がりに確かに影響します。

 

都道府県ごとに少しの硬さや含まれるミネラルが異なるのでコーヒーの仕上がりにも違いはあるはずです。

しかし、各都道府県の水道水を集めてきてコーヒーを淹れ比べない限りは違いを見つけるのは極めて困難ですよ。

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日本の水道水はコーヒー向き

日本の水道水は次亜塩素酸ナトリウムによるカルキ臭(ホントはカルキじゃない)こそ気になる人はいるものの、なじみやすいコーヒーの仕上がりになる「軟水(なんすい)」です。

そのままでも飲める安全性から水道水はコーヒーに向いてる水と言えますね。

 

一方で、ヨーロッパの水は「硬水(こうすい)」といわれています。

山から海まで傾斜の緩やかな地形の広がるヨーロッパの土壌では、石灰岩が多くミネラル豊富な石灰層を雪や雨が濾過(ろか)されます。
そのためミネラル豊富な硬水になっているんですよね。

そんな硬水で淹れるコーヒーは、やはり日本のコーヒーとは一味違います。

 

最古のコーヒーとして名高いトルココーヒーを本場トルコで飲んでみて
「まずい!!」
と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。

かく言う筆者もその一人ですが、同じ淹れ方をしても硬水から軟水に変えるだけでまったく印象の異なるコーヒーに仕上がります。

トルココーヒーが苦手でもちょっとした工夫をするだけで日本人向けに美味しく仕上がりますよ。

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ミネラル豊富と聞くと良いイメージで身体に良いことは間違いないでしょう。

好みの違いや文化の違いから一概には言えませんが、香りや風味を楽しむコーヒーにはミネラルが邪魔と感じる日本人は多いんです。

ミネラルが豊富過ぎない軟水(なんすい)が水道水として使える日本は、まさしく日本人のコーヒーに適した環境なんですね。

それでは本日も素敵なコーヒータイムを。

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