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美味!昔ながらのネルドリップを家庭でも淹れやすくした点滴ドリップでコク深いコーヒーを楽しむ!!「Today’s Coffee」

Today's Coffee

2020年12月20日。

 

「D’s CAFE Style」のonoDです。

最近流行りのコーヒースタンドでありがちな”短時間でサッと落として楽しむコーヒー”も良いですが、

じっくりと腰を据えて楽しむ”昔ながらの純喫茶スタイルのコーヒー”も良いですよね。

 

コーヒーにこだわりのある純喫茶では、ネル布を用いて1杯ずつ丁寧にコーヒーをドリップしていく「ネルドリップ」で淹れる名店が多いです。

家庭でネルドリップをするには、
「管理がちょっと面倒」
という面があります。

 

本日は、ネルドリップに近い味わいを手軽なペーパードリップで再現する「KONO名門フィルター」で点滴ドリップをしていきます。

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スッキリとしたお上品なケニアの深煎り

本日は『堀口珈琲』さんで「旬の深煎り」として紹介されている
ケニア「カイナムイファクトリー」フレンチローストでコーヒーを淹れていきます。

フレンチロースト(深煎り)らしいオイルがうっすらと浮き出るような珈琲豆です。

深煎りながらも熟したフルーツのような酸味が後味として効いていて、すっきりとお上品に楽しめるケニアです。

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多めの珈琲豆で少量のコーヒーを抽出する昔ながらの純喫茶店スタイル「Abyss」


円錐型ドリッパーを初めて世に出した『珈琲サイフォン株式会社』さんの「KONO名門フィルター 1~2人用(MDN-21)」を使用してコーヒーを抽出するときは、

onoDは3種類のレシピを使用する珈琲豆などに応じて使い分けています。

・浅めの煎り具合の珈琲豆との相性が良い「Clear」
・深めの煎り具合の珈琲豆との相性が良い「Deep」
・道具選びやお湯を注ぐ技術を要する「Abyss」

 

本日は使用する珈琲器具であったりお湯を点滴で注ぐ技術を要する「点滴ドリップ」を活用した「Abyss」で、

”珈琲豆の奥の奥に閉じ込められた珈琲成分も引き出して濃厚かつクリアなコーヒー”
を仕上げていきます。

「Abyss」
挽き目 :中粗挽き
珈琲豆 :17g
お湯温度:86度
抽出時間:4分(蒸らし時間なし)
抽出量 :約180cc
※基本レシピですので随時調整しています。

 

元々「ネルドリップの味わいをペーパードリップの気軽さで表現したい!」ということで誕生したコーノさんの円錐型ドリッパーは、リブ(ペーパーフィルターを浮かせる凹凸)が短めで壁部がぴったりとペーパーフィルターと密着する構造をしています。

点滴ドリップに適したコーヒードリッパーなんですよね。

 

まずは珈琲豆を計量していきます。

onoDは「Abyss」で淹れる場合は珈琲豆をたっぷりと使用します。

一般的には家庭用コーヒーには1杯分(150~200cc)あたり「10~12g」前後の珈琲豆が使用されますが、点滴ドリップする場合はたっぷりと多めの珈琲豆を使用したほうが美味しく仕上がるため17gの珈琲豆で180ccのコーヒーを抽出しています。

 

余談ですが、もうすぐケニア「カイナムイファクトリー」フレンチローストもなくなりそうですね。

1杯分あるかないかってところなので、他の珈琲豆とブレンドしてしまいますかね。

 

カリタさんの手引きコーヒーミル「KH-5」でダイヤルを完全に締め切った状態から8メモリゆるめた状態でゴリゴリと挽いていきます。

だいたい「中粗挽き」ぐらいの挽き目になります。

結構微粉も出るのですが、家庭用のコーヒーミルですので気にしません。
(微粉があるコーヒーも味わいの一つです。)

 

お湯が沸いたらコーヒーポットに移して、

コーヒーサーバーにお湯を注いでおきます。

使用しているコーヒーポットはカリタさんの「コーヒー達人・ペリカン 1ℓ」で、その名のとおりお湯の最大容量は1ℓです。

1ℓ以上お湯が入りますが、傾けると蓋部分からこぼれるので1ℓ以上入れちゃダメです。

さらに、1ℓ入れると上の写真のように”ちょっと傾けただけで”勢いよくお湯が出てきます。

 

コーヒーサーバーを温めるためにお湯を注いでいるので問題ないですが、珈琲豆にお湯を注ぐ時にはお湯の勢いが強すぎます。

コーヒーポットのお湯の量は「7~8割の湯量」がちょうどいいと言われているので、
1ℓのお湯を淹れて200㎖のお湯をコーヒーサーバーに注ぐとちょうどいい感じになります。

「コーヒー達人・ペリカン 1ℓ」の口の先端は細くなっていて、点滴でお湯を注ぐのに適しています。

ちょっと慣れが必要ですが、点滴ドリップをされる方にはオススメですよ。

カリタ Kalita コーヒー達人・ペリカン1L(レッド) 52123

 

コーヒーサーバーに注いでおいたお湯はコーヒーカップに移しておきましょう。

コーヒーサーバーに注いでおいた200㎖のお湯をコーヒーカップに移せば、効率よく珈琲器具を温められます。

 

挽いておいた珈琲豆を「KONO名門フィルター(MDN-21)」にセットします。

ペーパーフィルターにお湯を通すリンス(湯通し)をしてしまうと、コク深い濃厚なコーヒーが抽出されにくくなってしまいます。

点滴ドリップの場合はリンスなしで珈琲豆をセットしています。

珈琲豆を平らにならしたら準備完了です。

静電気や微粉などで多少の目減りはしているでしょうが「約17g」の珈琲豆がセット。

 

お湯が適温(86.0度よりほんの少し高め)になったら抽出開始です。

「コーヒー達人・ペリカン 1ℓ」で点滴すると上の写真みたいになります。

先端からやや内側にカーブしてから点滴されるので、注ぐ位置に気を付ける必要があります。
(この辺りが慣れが必要な要因)

 

点滴をし続けるとコーヒーサーバーに濃厚なコーヒー液がぽたぽたと滴下していきます。

コーヒー液が滴下され始めたらお湯を点滴から線に切り替え、徐々にお湯を注ぐ量を増やしていきます。

目的のコーヒー抽出量まで達したら、コーヒードリッパー内にお湯が残っている内に外します。

コーヒードリッパーの中にはたっぷりとクリーミーな泡が出来ていますが、雑味がギュンギュンに詰まっています。

泡を掬って舐めてみると、とても渋い味がしますよ。

コーヒードリッパー内のお湯を最後まで落としきってしまうと、凝縮された雑味までコーヒー液に混ざってしまうのでオススメしません。

コーヒードリッパーを外した後も抽出された液体にはエグみ・渋み・雑味が詰まっています。

単体で飲んでみると
「コーヒーの雑味のなんたるか」
を知ることができるので「コーヒーの世界」にどっぷりと浸かりたい方は一度飲んでみることをおすすめします。
※自己責任です

 

雑味は置いておいて、抽出した濃厚で美味しいコーヒーをコーヒーカップへ注いでいきます。
(カップに注いでおいたお湯は捨てます)

黒い液体ですが、光に当てると透き通っています。

雑味の混じっていないクリーンなコーヒーが楽しめます。

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濃厚ながらもまろやかで優しさを感じるコーヒー

使用するコーヒードリッパーやコーヒーポットに条件が付くちょっととっつきにくい点滴ドリップで淹れたコーヒー。

 

ケニア「カイナムイファクトリー」フレンチロースト」のバニラのような甘い香りが漂ってきます。

さっそく一口いただいていきましょう。

・・・美味しいですね。

品の良いスッキリとした酸味を感じつつ、やや粘性のある甘味を感じるコーヒーです。

ケニアの珈琲豆の特徴である”野性味”は感じず、お上品にゆっくりと楽しみたいコーヒーですね。

珈琲豆に閉じ込められた美味しさを最大限に引き出す点滴ドリップ「Abyss」は、珈琲豆に含まれる美味しさを余すことなく引き出します。

そのためかなりコク深い濃厚なコーヒーになるのですが、雑味が混じっていないクリーンでクリアなコーヒーに仕上がります。

 

この”コク深さ”こそ「ネルドリップ」コーヒーの醍醐味で、ペーパードリップでは中々引き出すことのできないコーヒーの味わいなんです。

点滴でお湯を注ぐ技術や適した珈琲器具といったような、少しばかり条件が厳しい淹れ方ではありますが、
「本格的にコーヒーを楽しんでいきたい」
と思っている方には是非とも一度は味わってほしいコーヒーの楽しみ方ですね。

 

それでは本日も素敵なコーヒータイムを。

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