イスとテーブルだけ持ってアウトドアをまったりと楽しむ「チェアリング」
アウトドアには欠かせないコーヒーをチェアリングで楽しめれば本格的なアウトドアへの第一歩を踏み出したも同然。
これからアウトドアを楽しんでいこうと考えている方はベランダキャンプ「べランピング」でチェアリングから始めて感覚を掴んでみよう。
「D’s CAFE Style」のonoDです。
キャンプしたいけども道具もないし何から始めればいいかわからない。。。
キャンプの敷居が高く感じるあなたにおすすめなのが「チェアリングコーヒー」です。
この記事ではチェアリングコーヒーに欠かすことのできない道具や道具選びのポイントについて紹介していますよ。
公園で行うチェアリングでの注意点についても紹介しているので、これからアウトドアでチェアリングをはじめてみようと考えている方は是非最後まで読み進めてくださいね。
ちなみに、チェアリングと呼ばれていますが必ずしも椅子が必要とは限りませんよ。
私がチェアリングに持って行っていくのは丈夫なグランドシートのみの場合が多いです。
HOBIさんのサバイブシートは小石や刈り込まれた草木の上でもものともしない丈夫さがあり防水性や防汚性も非常に優れます。
やや重さはあるもののアウトドアシーンでガシガシ使うことで味が出て渋くてカッコいいグランドシートになりますよ。
地べたスタイルの方もそうでない方も要チェックです。
最低限の持ち物でアウトドアをゆっくり楽しむチェアリング
「ソロキャンプ」という言葉を耳にするようになったかと思えば、さらに最近では「チェアリング」という言葉を耳にし出すようになった。
チェアリングってようするに
「くつろげる最低限の装備だけ持って外に出掛けちゃおうぜ!」
ってことだよね。
くつろげる最低限の装備だから
・椅子
・テーブル
だけあれば事足りる。
椅子はゆっくりと過ごすためにもあった方が良いけども、テーブルはなくてもまぁなんとかなる。
自然の中で椅子に座ってまったりと時間が流れていくの感じるのがチェアリングの醍醐味だね。
ただ椅子に座ってぼーっとしてるのもアレなので、飲み物を飲んだり軽く口に入れたりするぐらいはしたいところ。
そうなったらテーブルもあった方が何かと便利だったりする。
椅子とテーブルだけ持って(バッグに詰め込んで)ふらっとアウトドアに出掛けるのが「チェアリング」だよ。
誰がそう呼び始めたのか知らないけども、ずっと前からチェアリングをしている人は結構いたりする。
チェアリングを快適にする持ち物
チェアリングに
・魔法瓶
を持って行くとかなり快適になるよ。
真夏にキンキンに冷たい飲み物を楽しむにしても、真冬にアツアツのコーヒーを楽しむにしても、保温・保冷力の高い魔法瓶があると楽しみが広がるんだよね。
氷を入れて持ち運ぶこともできるし、事前に淹れておいたコーヒーなども長時間熱いまま持ち運ぶこともできる。
特に、ステンレス製の真空断熱二重構造のものであれば半日は余裕で氷を保てるぐらいの保温・保冷力だからおススメだよ。
あと、ものすごく地味だけども
・日焼け止め
・虫よけスプレー
はあった方が良いね。
紫外線の強い季節なんかでは少し外にいるだけでも日焼けするし、虫の出る季節はやっぱり気になる。
キャンプシーズンと言えば夏だけども、紫外線や虫が嫌でアウトドアへ踏み出すのをためらっている人も多いよね。
一方で、ベテランキャンパーは真夏は「シーズンオフ」にしている方が多い。
冬になると虫はいないしなにより人も少ない。
本物のキャンパーさんは人と虫のいなくなる季節がキャンプシーズン到来って人が多いよ。
(かくゆう私もその一人。虫、ヒル、人混み嫌い。)
チェアリングに不要な持ち物
日差しが気になるから日陰を作りたい。。。
・タープ
も持って行きたいところだけども、イス+テーブルだけのチェアリングに比べると
「設営に時間がかかる。。。」
「荷物が増えて重くなる!」
から持ってかない方が得策だね。
あくまで手軽にゆっくりするのがチェアリング。
タープまで持って行ったらそれはもうキャンプなんだよなぁ。
日差しだけじゃなく雨も気になるなら
・折りたたみ傘
を忍ばせておくと良いかもね。
そもそも雨が降りそうなときはチェアリングに出掛けないのが良いけども、用心しておくに越したことはないよね。
アウトドアコーヒーセット
これは私だけかもだけども、コーヒーがないとアウトドアじゃない!!
「アウトドアコーヒーセット」
は欠かせないよ。
アウトドアでコーヒーを楽しむには様々な淹れ方だったり道具があるけども、おススメはやっぱりペーパードリップ。
必要な道具も少なくドリッパーも軽量コンパクトなものもあってかさばらない。
片付けも楽で撤収も速いよ。
お洒落な喫茶店などで用いられるようなドリッパーもアウトドアへ持って出かけられるのでかなりおススメだよ。
コーヒーを楽しんだら帰って来るだけのコーヒーデイキャンプでも珈琲道具については詳しく紹介しているよ。
コーヒーミルとコーヒーポットを持って行くのも良いけども、より手軽にチェアリングを楽しむなら
・珈琲豆は家で挽いていく
・マグカップから直接ドリップ
ということをすれば軽量かつ持ち物も少なくなるよ。
ただし、ドリッパーだけはその時の気分だったりお気に入りのモノを持って行こう。
なんだかんだいってもお気に入りのコーヒードリッパーでコーヒーをドリップするとそれだけで気分がグンとあがる。
もちろんドリッパーに合ったペーパーフィルターも忘れずに。
コーヒーに限らずチェアリングには何かしらの目的を持って行った方が良いよ。
じゃないとただただぼーっとするだけになる。
(それはそれで楽しいんだけどね。)
チェアリングの椅子選びは軽量性重視「グランドシート」と「サーマレスト Zシート ソル」
チェアリングのメインとなる道具は「チェア(椅子)」
これがないとはじまらない。
椅子に座ってコーヒーを楽しんだり、ただ座ってぼーっとするだけでもよし。
チェアリングに求める椅子選びのポイントは
・持ち歩きやすく
・展開と撤収が楽
なものを選ぶようにしよう。
座り心地などの「快適性」も重視したいところだけども、チェアリングの椅子選びで重要視するのは「持ち歩きのしやすさ」で座り心地は二の次だ。
ヘリノックスのグランドチェアなどのように軽量で座り心地も良いものもあるけどもお財布事情と相談しよう。
ヘリノックスのグランドチェア。
座り心地も良いし軽いしホントに良いものだからお財布が許すならホントにおススメだよ。
ちなみに私はチェアリングにチェア(椅子)を持って行くことは少ない。
だって重いしかさばるし。。。
私はもっぱらグランドシートを持って行くことが多い。
「もはやチェアリングとは、、、」
って感じだけども、これはこれでチェアリングなのさ。
(ようするに自分の気持ち次第。)
私の愛用している「HOBI(ホビ)」さんのサバイブシートは、一般的にロウを表面に染み込ませるパラフィン帆布ではなくロウに漬け込んだ加工を施した純日本製のグランドシート。
水や汚れをものともしない防水性・防汚性に加え、厚手の帆布生地で小石や刈り込んだ草木の突き上げをものともしない頑丈さを持つ。
とにかくガシガシ使えて使えば使うほど味の出る素晴らしいグランドシートだ。
そのかわり、結構重い。
Mサイズで710g(実測値)とグランドシートにしては重めだが、広げると120×80cmと「荷物置き 兼 椅子 兼 テーブル」と3役こなしてくれる優れモノだ。
ただし、グランドシート一枚だと長時間は厳しくお尻や腰が痛くなってくることもある。
そこでサバイブシートの代わりに「サーマレスト Zシート ソル」を敷くことでクッション性を確保できる。
Zシートソルは軽量コンパクトでお尻に優しいよ。
(公称値:60g、実測値:57g)
Zシートソルを持って行く場合はサバイブシートのSサイズ(60×35cm、実測値:193g)を持って荷物を広げるスペースとして活用したりしてる。
コーヒーを淹れてゆっくりと飲むだけのコーヒーデイキャンプが主な私にとって椅子など不要なのだよ。
(車には積んでるから歩き移動が少ない場合は使ってる。)
1時間も2時間も座りっぱなしなわけじゃないからこれで十分。
荷物も少なくなるし持ち歩きも楽だし展開・撤収も数秒で完了するよ。
なんだかんだサバイブシートMサイズ一枚だけ持って行くことが多いかな。
ベランダで楽しむべランピングと本格コーヒー
椅子が用意出来たらさぁ、チェアリングを楽しもう!
といってもいきなりだとちょっと緊張する。
そんな場合はベランダや庭先で「べランピング」や「庭キャンプ」から始めてみると敷居は低くなるよ。
なんとなくでも居心地だったり道具の使い勝手も確認できるし
「あ、これあった方が便利だな。」
っていう持ち物の確認にもなるから、ベランダや庭先でチェアリングをしてみるのはホントにおススメだよ。
ってことで、なんとなくでも雰囲気を掴んでみるためにまずはべランピングでチェアリングしてみよう。
私はコーヒーが欠かせないので
「ベランダで道具を広げて珈琲豆を挽いてドリップしてコーヒーを楽しんだら撤収する」
流れでべランピングしてみる。
展開から撤収までに一度も家の中に忘れ物を取りに行かなければ実際にアウトドアでチェアリングできるってことだね。
まずはバッグに詰め込む荷物を選出。
快適装備
・椅子(60×35cmのグランドシートのみ)
・テーブル(A4サイズのコンパクトテーブルのみ)
湯沸かし用熱源
・アルコールストーブ
・ゴトク
・アルコール燃料
・ライター(ガストーチ)
・熱いものを掴む用にシリコンパッド
・ウィンドスクリーン
湯沸かし用&飲む用のマグカップセット
・450mlチタンマグカップ
・300mlチタンマグカップ
※その他にもダブルウォールのハンドルレスチタンマグやらお猪口も入れてるけど不要
コーヒーセット
・ドリッパー
・ペーパーフィルター
・コーヒーミル
・コーヒーポット
その他
・水500ml
・ゴミ袋
・ウェットティッシュ
・キッチンペーパー
こんな感じでいってみよう。
今回はサバイブシートSサイズのみで「地べたスタイル」でいってみよう。
60cm×35cmのグランドシート一枚でどれだけ戦えるかの検証も兼ねてるよ。
今回べランピングをするベランダはココ。
ごくごく一般家庭のベランダで朽ちた洗濯ばさみが落ちてるのはご愛敬。
親近感がわくでしょ?
とりあえず荷物を広てみようか。
テーブルをウィンドスクリーンで覆ってテーブル上にコーヒーセットを並べてグランドシートにはその他の荷物を並べて、、、
もういっぱいいっぱいだね。
荷物を広げたら座るスペースがないよ。
まぁ気にせず、左右の少ないスペースとあぐらの上に荷物を置きつつお湯を沸かしながら珈琲豆をゴリゴリ。
四方を囲まれたベランダで凄いい景色が見えるわけじゃないけどなんか気持ちいいな。
準備が出来たら沸いたお湯をコーヒーポットに移してコーヒードリップ。
何の変哲もないベランダだけども新鮮な気持ちで気分が良いね。
コーヒーも美味しいよ。
一通りコーヒーを楽しんだら後片付けして撤収。
家の中に一度も戻ることなくゴミの処理まで出来たね。
やっぱりサバイブシートSサイズ一枚だと座るか荷物を広げるかのどちらかだけって感じだね。
ここにサーマレストのZシートソルを加えれば
座るスペース:Zシートソル
荷物を広げるスペース:サバイブシートSサイズ
作業スペース:A4サイズテーブル
って感じで快適になりそうだね。
長時間座る場合はお尻にもやさしい。
こういった発見だったり再確認ができるからべランピングで練習してからアウトドアにチェアリングに出掛けた方が
「あれを持ってきていれば。。。」
っていう失敗が少なくなるよ。
公園でチェアリングの注意点!恥ずかしがらない「勇気」が必要
べランピングで自分に足りなかったことや気付いたことを確認出来たらいざアウトドアでチェアリング!!
・・・なんだけども、公園でチェアリングする場合は注意が必要だよ。
私のようにコーヒーを楽しむにしても「お湯をどうするか?」っていう問題がある。
基本的に公園では「火は使ってはダメ!」というところもあり”焚き火”はもちろんのこと
・ガスバーナーによる湯沸かし
・アルコールストーブによる湯沸かし
・固形燃料による湯沸かし
もNGなところも多い。
そういう場合にものすごく役立つのが「魔法瓶」
事前にお湯を沸かしておいて魔法瓶に移せば3時間は90度近いお湯を保つことができる。
750ml程度の容量の魔法瓶だったら「カップラーメン+コーヒー」ぐらいのお湯を持ち歩くことができるよ。
子ども達が遊ぶような公園はもちろんのこと、自然公園のような緑あふれる公園も火を扱ってはダメなところも多いから事前に張り紙や看板を覗いて「火の使用NG」ではないかを確認しておこう。
わからない場合は魔法瓶にお湯を移し替えていくのがベターだね。
火を使っても良いからといってすぐにでもチェアリングが出来るかというと案外そうではない。
恥ずかしがらない「勇気」が必要なんだよね。
想像してみよう。
広大な野で自分一人がカップラーメンやコーヒーを楽しんでいるところを。
開放感が気持ちいいよね。
自分だけの時間を楽めるんだ。
そこに見ず知らずのカップルがイチャイチャしながら来たとしよう。
どう?
なんか気恥ずかしくない?
そこでベテランキャンパーたちは「それが何か?」っていう気概を出せるけども、キャンプ初心者ではそうはいかない。
なんだか恥ずかしくなるものだ。
(コレ、私の経験ね。)
自分一人の開放感に浸っているところに現実に戻させるうなイベントに出くわすこともままある。
経験を積んでいくと気にならなくなるかそういう場面に出くわさなくなるかのどっちか。
(場所選びなどが洗練されていく)
アウトドアを何から始めたらいいか分からない人の多くは未知の世界に飛び込むのが怖いってのが本当のところだと思う。
これはキャンプやチェアリングに限った話じゃなくてあらゆることがそうだよね。
恥ずかしがらずに一歩踏み出してみよう。
そのための「勇気」はなにをするにしても必須だよ。
キャンプはちょっと。。。チェアリングからアウトドアへの第一歩
これからキャンプを始めようと考えている方は用意するものの少ない「チェアリング」から始めてみるのが気軽でおススメ。
いきなりアウトドアに飛び出すのではなく自宅のベランダなどで「べランピング」や「庭キャンプ」をしてみよう。
道具の使い勝手や必要なものを確認してみてから野に飛び出してみるのがアウトドアへの第一歩だね。
チェアリングやべランピングという言葉を誰が作ったかは知らないけども、アウトドアへ飛び出すなら「ルールの確認」と「勇気」は必須だよ。
キャンプブーム何て言われてるけどもブームが来るとマナーの悪い人も出てくるのはつきもの。
ゴミを残さないとか最低限のルールを守ってアウトドアを楽しもう。
それでは本日も素敵なコーヒータイムを。
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